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2010年インドの旅・実録編:第66回 トリチー

         
  • 公開日:2012年12月17日
  • 最終更新日:2022年6月10日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。

2010年4月21日(水) トリチー 晴 33~36℃

バスターミナルの周りにはホテルがたくさんあり、これは楽勝と思って見て歩いたが、2軒のホテルに満室と断られる。

少し落ち込みながら入って見た「アンナマライ」というホテルに落ち着く。

しかしこのホテル、初めはツインルームはないと言われ、実際に部屋を確認したところシングルを二つ並べたベッドだったので、メイキングし直して(というか、部屋はまだ掃除前だった)シングルを二つ作ることになった。
ロビーで30分以上待たされ、いざ部屋に入るとベッドはダブルのままだった。ルームキーパーの女性は「できない」の一点張り。
ロビーに下り再交渉。少し格の高そうなおっさんと部屋へ行き説明する。
6時半、ようやくこちらの希望通りとなる。

ホテル前のフライドチキン屋でチキン6個とフレンチフライの大、水3本を購入。Rs.192

酒屋でビール3本(Rs.75x3)とウイスキー Royal Charange を購入。計Rs.480

ビールはマドラスという銘柄であまり冷えていない。
そこで部屋のエアコンの送風口に突っ込み冷やす。

シャワーに入り洗濯をしてからビールを飲んだら、よく冷えていておいしかった。
チキンも食べやすいサイズで味もよかった。
ポテトの大は紙袋にいっぱい入っていて、とてもじゃないが食べきれない。

部屋の窓からはバスターミナルが見え、夜遅くまで動き回るバスや人の流れを見ながらしこたま飲む。

【以下の解説は2012年12月17日のものです】

〔以下メモに解説を加えて〕

2010年4月21日(水) トリチー 晴 33~36℃

バスターミナルの周りにはホテルがたくさんあり、これは楽勝と思って見て歩いたが、2軒のホテルに満室と断られる。

ホテルが多いということは、利用者もまた多いということ。バスターミナル近くのホテルで立て続けに断られたので、作戦を変更して少し離れた場所のホテルまで行って見たが、今度は料金が高くて泊まれなかった。
トリチーのバスターミナル周辺のホテル

少し落ち込みながら入って見た「アンナマライ」というホテルに落ち着く。

結局またバスターミナル近くまで戻り、ようやくそこそこのホテルに入れることになった。宿泊料金は1350ルピー(一部屋)であった。
トリチーのホテル

しかしこのホテル、初めはツインルームはないと言われ、実際に部屋を確認したところシングルを二つ並べたベッドだったので、メイキングし直して(というか、部屋はまだ掃除前だった)シングルを二つ作ることになった。 ロビーで30分以上待たされ、いざ部屋に入るとベッドはダブルのままだった。ルームキーパーの女性は「できない」の一点張り。 ロビーに下り再交渉。少し格の高そうなおっさんと部屋へ行き説明する。 6時半、ようやくこちらの希望通りとなる。

インドのホテルのダブルベッドは、往々にしてシングルを二つ並べたものだったりする。このホテルでも初めは「ダブルベッドしかない」と言われたが、確認してみたらやはりシングルを二つ並べたもので、しかもこれから掃除に入るところだったため、ベッドを離してシングルベッドとしてメイキングしてくれるように頼んだ。ところが担当の若い女性はまったく融通が利かず、いつも通りにメイキングしてしまったため、やり直すように言うと意外なまでの強い態度で拒否するのであった。 そこで上司からも明確な指示をしてもらい、ようやくシングルベッドが二つのツインルームが完成したのであった。

ホテル前のフライドチキン屋でチキン6個とフレンチフライの大、水3本を購入。Rs.192

ホテルのすぐ目の前に「Flames Restaurant」というフライドチキンの店があった。隣の「Banana Leaf」というレストランと経営が同じようで、その場で食べることもできるようだったが持ち帰ることにした。しかしこれがまたインドらしく、おそろしく待たされた。ちなみにこの店にはハンバーガーもある。
トリチーのフライドチキン屋

酒屋でビール3本(Rs.75x3)とウイスキー Royal Charange を購入。計Rs.480

ホテルのフロントで小声で「どこかでビールが手に入らないか?」と聞いたところ、「すぐ隣が酒屋です」との嬉しい答え。フライドチキンを抱えて酒屋に飛び込んだ。
トリチーの酒屋

ビールはマドラスという銘柄であまり冷えていない。 そこで部屋のエアコンの送風口に突っ込み冷やす。

残念ながらビールは冷えてなく、ホテルの部屋には冷蔵庫がない。さて、どうしたものかと思ったら名案が閃いた。エアコンの冷気送風口の風向調整フィンが壊れて無くなっていたので、そこにビールを突っ込んだのである。
インドのエアコン

シャワーに入り洗濯をしてからビールを飲んだら、よく冷えていておいしかった。

エアコンの冷風でどれほど冷えるかわからないが、はやる気持ちを押さえながらシャワーを浴びて洗濯もし、たっぷり時間を置いてから確認するとうまい具合に冷えていた。我ながら実に名案であった。いや待てよ、インドのエアコンはよく風向調整フィンが取れていることがあり、いつもそれを不思議に思っていたのだが、もしかしたらインド人はわざと外してビールを冷やしているのかもしれない。インド人の発見したのは「ゼロ」だけではなかったのだ。

チキンも食べやすいサイズで味もよかった。

店の名前が「Flames(炎、燃え上がる)」なので、チキンの味付けも燃え上がるように辛かった。そしてそれがまた冷えたビールによく合って誠にうまかった。
インドのフライドチキン

ポテトの大は紙袋にいっぱい入っていて、とてもじゃないが食べきれない。

フライドポテトもおいしいのだが、とにかく量が多いので食べているうちにだんだんシナシナになって来てしまい、もったいないけど最後は少し捨ててしまった。
インドのフライドポテト

部屋の窓からはバスターミナルが見え、夜遅くまで動き回るバスや人の流れを見ながらしこたま飲む。

部屋に居ながらにして賑やかな人の流れを眺めるというのは、なかなか気持ちのいいものである。おいしいビールの後はウイスキーをちびちびやりながら、長いことバスターミナルの喧騒を眺め続けていた。
トリチーのバスターミナル

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