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2010年インドの旅・実録編:第40回 アレッピ→クイロン

         
  • 公開日:2012年11月5日
  • 最終更新日:2022年6月10日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。

2010年4月8日(木) アレッピ 朝雨(7時頃上がる) 晴 32℃

7時少し前に目が覚める。
外は雨の音がしている。傘を持って来ていないのでちょっと心配になるが、もし一日中降りそうなら(まあそんなことはないと思うが)もう一泊して部屋でゴロゴロするのも悪くないなと思う。
しかし空はすでに薄明るくなっており、やがて雨も上がり太陽が顔を出した。

9:25 チェックアウト Rs.800
クイロンのホテルを紹介してもらう。

船は乗り場でチケットを買うとのことで、じいさんが案内してくれた。チップRs.30

席は自由席のようなので、一番前に陣取った。

10:30 定刻出港
5分ほど走り停船。なんだろうと思ったらガソリンスタンドだった。仕事の前に給油しろよな。

その後はひたすら運河を行く。
緑に繁る椰子のジャングル、青い空、そして沢山の鳥たち。もうサイコー!!

13:15 ようやく昼の休憩
ミールスRs.50と魚のフライRs.40
インドに何回も来ていながら初のミールス手喰い。
25分ほどの休憩で再び出港。

14:15頃 カーヤングラムレイクを通る

15:20 チャイ休憩

17:18 アズタムルレイクに入る

予定より30分以上早い17:53クイロン着
お蔭で明るいうちにホテル探しができた。

ホテルはアレッピの宿で聞いていたスダルサンホテル。
A/C付でRs.1000+12.5%Tax=Rs.1125

部屋に入りシャワー
お湯かと思って浴びたら水だったみたい。洗濯の時に逆のコックをひねってバケツに水を溜めていたら熱いお湯だった。

ルームサービスでビール4本(ブラックラベル)Rs.100x4、チキン&マトンカツレツRs.45x2、水Rs.22 + サービスチャージ=Rs.539.01

【以下の解説は2012年11月5日のものです】

〔以下メモに解説を加えて〕

2010年4月8日(木) アレッピ 朝雨(7時頃上がる) 晴 32℃

7時少し前に目が覚める。 外は雨の音がしている。傘を持って来ていないのでちょっと心配になるが、もし一日中降りそうなら(まあそんなことはないと思うが)もう一泊して部屋でゴロゴロするのも悪くないなと思う。 しかし空はすでに薄明るくなっており、やがて雨も上がり太陽が顔を出した。

コーチンからよく雨に降られるようになった。宿の周囲にはたくさん家が建ち並んでいるが、どの家の庭にもうっそうと木々が生い茂り、雨に濡れた緑が瑞々しくて実にきれいである。そんな隣家の木にキツツキのような鳥が来ていたが、カメラを取りに行ってる間に飛んで行ってしまった。
アレッピの宿

9:25 チェックアウト Rs.800 クイロンのホテルを紹介してもらう。

チェックアウトの際、私が今日これから向かうクイロン(コッラム)での宿をまだ決めていないことを知ったオーナーは、二つほどお奨めの宿を紹介してくれた。オーナーと一緒に事務所にいた男が、先日までそのお奨めの宿のひとつに勤めていたのだとか。 さらにオーナーは、「やたらに客引きに着いて行ってはいけないぞ」と忠告してくれたが、この宿だって客引きに着いて来て決めたわけなので、それを言うと大爆笑となった。
アレッピの宿

船は乗り場でチケットを買うとのことで、じいさんが案内してくれた。チップRs.30

せっかく水郷の町に来たのだから、できればバックウォータークルーズに参加するとか、ハウスボートに泊まってみたりしたいものだが、今回は移動しながら水郷地帯を眺められるというものにした。実はアレッピとクイロンは水路でつながっており、毎日一便観光客向けの定期船が出ているのである。 そんな観光船なので、乗船券は宿がマージンを取って予約販売でもしているのかと思ったら、勝手に船着き場に行って買えばいいとのことだった。しかしオーナーは道案内のじいさんを手配してくれていて、たいした距離でもなくしかも昨日一度下見をしていた船着き場まで案内してもらうことになった。さらにじいさんは乗船券まで買って来てくれたので、お礼として30ルピーを渡した。今回は素直に受け取ってもらうことができ、じいさんの笑顔まで頂いた。ちなみに乗船券は300ルピーである。
アレッピの船着き場

席は自由席のようなので、一番前に陣取った。

すでに停泊していた船にはまだ乗客がまばらだったので、左側の最前列の席を確保できた。バスと違って船は舳が細くなっているので、この席なら前方も見やすいのである。
アレッピからの定期観光船

10:30 定刻出港

この船もバスと同様ケララ州営のものなので、運行時刻はなかなか正確のようである。 クイロンの到着予定時刻は午後6時半とのこと、つまり今日は8時間をこの席で過ごすのである。
アレッピの定期観光船

5分ほど走り停船。なんだろうと思ったらガソリンスタンドだった。仕事の前に給油しろよな。

定刻の出港に感心していたら、なんと客を乗せてから給油するらしい。オートリキシャなどではよくあることだが、まあこれも予定の行動なら仕方ないのだろう。
アレッピの船のガソリンスタンド

その後はひたすら運河を行く。

給油を終えた船はいよいよ運河を快調に進み始めた。出港からしばらくは、アレッピを起点とするツアーボートやハウスボートをたくさん見かけることになる。
アレッピの水路

緑に繁る椰子のジャングル、青い空、そして沢山の鳥たち。もうサイコー!!

暑いのは困るがやはり青空は気持ちのいいものである。こうした川のクルーズは、海とは違って常に陸地が見えるので実に面白い。しかも緑に囲まれた水路は狭くなったり広くなったりと変化に富み、家々の庭先で手を振る人がいたり、自転車の少年がどこまでも船に並走して来たりして飽きることがない。
アレッピ近郊の水郷地帯

13:15 ようやく昼の休憩

昼食は一旦上陸して取ることになっている。きれいなリゾートホテルのプライベート桟橋で船を下りたが、食事が用意されたのは庭の片隅に建つ粗末な小屋のようなところだった。
昼休憩のリゾートホテル

ミールスRs.50と魚のフライRs.40

食事代は船賃には含まれておらず、基本のミールスが50ルピーと、別に売りに来る魚のフライが40ルピーだった。自分で弁当でも用意しない限り、他の選択肢はないようだ。
アレッピ、クイロン間での昼食

インドに何回も来ていながら初のミールス手喰い。

もちろん今までにもミールスを食べたことはあるが、その時はスプーンかフォークを使っていた。別に手で食べること自体はなんとも思わないが、汁を掛けたご飯を指先だけで食べるのは想像以上に難しく、指の股までビショビショにしながら食べる姿なんか、インド人からしたらあまりいい光景ではないだろうと思い敬遠していた。 で今回はフォークなどなさそうだったので手で食べてみたが、やっぱり指の全部がびちゃびちゃになった。本格的な手喰いデビューには、影でのレッスンが必要であろう。
手で食事をする

25分ほどの休憩で再び出港。

食事もすぐに食べ終わるようなものだったし、特にお土産屋などがあるわけでもないので、トイレに行ってもこのくらいの時間で充分なのである。

14:15頃 カーヤングラムレイクを通る

一番前の席に座り、居眠りをすることもなく熱心に景色を見続ける私に、時折操舵室から声が掛かる。この時は狭い運河を抜けて広い湖に出たのを教えてくれた。ただし湖の名前は私が耳で聞き取っただけなので、あくまでも参考程度に読み流して頂きたい。 アレッピとクイロンの間は、水路の途中にいくつかの湖沼が含まれていて、それがまた景色の変化になっていてなかなかいいのである。
カーヤングラムレイク

15:20 チャイ休憩

アムリタプリというところに上陸し、近くのチャイ屋で一服となった。またここで船を下りることもできるようで、休憩後に何人かの白人ツーリストがいなくなっていた。
チャイ休憩

17:18 アズタムルレイクに入る

またまた操舵室からの情報で、船はクイロン手前の最後の湖に入ったことがわかった。時刻は5時を過ぎ、右手の窓から船内に西日が差し込むようになっていた。
アズタムルレイク

予定より30分以上早い17:53クイロン着 お蔭で明るいうちにホテル探しができた。

最後の湖を走ること30分、船は予定よりも早く無事クイロンの桟橋に到着した。 長時間緊張の続く仕事にもかかわらず、興味津々の私にたびたびガイドまでしてくれた操縦士並びに乗務員のみなさんにお礼を言って船を下りた。
クイロンの桟橋

ホテルはアレッピの宿で聞いていたスダルサンホテル。 A/C付でRs.1000+12.5%Tax=Rs.1125

アレッピの宿で教えてもらったスダルサンは、予想していたものより高いホテルだったが、時間も時間なので素直に泊まることにした。ここは地元のロータリークラブだかライオンズクラブだかも利用するようで、身なりの良い人がちょこちょこ出入りしていた。
クイロンのホテル

部屋に入りシャワー お湯かと思って浴びたら水だったみたい。洗濯の時に逆のコックをひねってバケツに水を溜めていたら熱いお湯だった。

蛇口のハンドルに表示がなかったり、あってもそれが当てにならなかったりするインドなので、自分の手で温度を確かめて「うん、こっちがお湯だ」と判断してシャワーを浴びたがどうやら間違っていたらしい。「お湯か水かわからないなんてそんなバカな」と思う人もいるかもしれないが、夏場のインドでは水は果てしなくぬるま湯に近くなり、ボイラー設備の悪い宿では一向に温かくならないホットシャワーもあるのでこうした失敗も起こるのである。 お蔭で洗濯するのに手が熱くてしかたなかった。
クイロンのホテルの部屋

ルームサービスでビール4本(ブラックラベル)Rs.100x4、チキン&マトンカツレツRs.45x2、水Rs.22 + サービスチャージ=Rs.539.01

町に出るのが面倒だったのでルームサービスで済ますことにした。「チキン&マトンカツレツ」は「チキンカツレツ」と「マトンカツレツ」という別のメニューで、それぞれ二つ入りなのでM君とひとつずつ分けあった。しかし見た目が同じに見えるので、うっかりするとどちらがどちらかわからなくなってしまうのであった。
クイロンでの夕食

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