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2010年インドの旅・実録編:第23回 ムンバイ

         
  • 公開日:2012年10月11日
  • 最終更新日:2022年6月10日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。

2012年3月29日(月) ムンバイ 晴 日中30℃

6時に目が覚める。体は疲れているがそのまま起きてしまう。
朝食はルームサービスでオムレツサンドと紅茶。Rs.165(二人分)

9:20 徒歩にてマニ・バワンを目指し、おおよその見当を付けて歩き出す。

線路を渡るとマリーン・ドライブに出た。

海岸線を歩く。潮風が気持ちいいがちょっとベタつく。

ビーチで休憩。缶コーラRs.25

海岸線が湾曲している最深部辺りで内陸の道を行く。

そろそろ近いと思ったところで人に聞き、約2時間で到着。

入場無料
内部はガンディーの居室と活動を紹介した写真、そしてデリーのスミリティー博物館にあるのと同じようなジオラマなど。

30分ほど見て出る。

ヴィクトリア・ガーデンを目指す。今度もおおよその見当で歩く。

途中イスラム教徒の多い地区に入る。通りがかりの店先でシシカバブを焼く匂いがたまらなく食欲を誘い、一度通り過ぎてから引き返して食べることにした。

ひと串に大き目のシシカバブが2個刺さっていてRs.12とのこと。食堂のテーブルに着き食べる。
皿にはミント、オニオン、レモン、緑色のソースが乗っている。シシカバブの他にローティー(パラータ?)が2枚来たので、シシカバブと付け合せの野菜を巻いて食べた。とてもおいしい。

本来は店にないコーラも注文。サムズアップの600mlを買って来てくれた。
会計はRs.30

モスクなどを見ながらひたすら歩く。

何度か道を尋ね、2時15分ついに到着。
スプライトを飲む。Rs.15

象の石像を見る。

公園に入る。Rs.5、カメラRs.30
中はショボい動物園であまり手入れが行き届いておらず、空の檻などもありまったく面白くない。町中の方が動物が多いのではないだろうか。

【以下の解説は2012年10月11日 のものです】

〔以下メモに解説を加えて〕

2012年3月29日(月) ムンバイ 晴 日中30℃

6時に目が覚める。体は疲れているがそのまま起きてしまう。 朝食はルームサービスでオムレツサンドと紅茶。Rs.165(二人分)

日本のホテルのルームサービスとは違い、インドの(ただし私が泊まるような)ホテルのルームサービスは決して高くないのでよく利用する。「オムレツサンド」とは普通のオムレツをトーストに載せて食べるだけのこと。

9:20 徒歩にてマニ・バワンを目指し、おおよその見当を付けて歩き出す。

「マニ・バワン」とは、かつてガンディーがムンバイ滞在時に利用していた家。現在はガンディー関連の博物館となっている。CST駅からはおよそ3kmと見ていたので、徒歩でも1時間くらいで着けるだろうと思っていた。
朝のチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅

線路を渡るとマリーン・ドライブに出た。

渡った線路は、昨日乗って来た通勤電車の線路。月曜日だったがすでに時間は9時半過ぎとあって、通り過ぎる電車は殺人的に混んでいるということはなさそうだった。開けっ放し(そもそも扉がないが)のドアから体をはみ出させている人もいたが、別に混んでいて押し出されたわけではなく、おそらく風を受けるために自らそうしているのだと思う。
ムンバイの通勤電車

海岸線を歩く。潮風が気持ちいいがちょっとベタつく。

「マリーン・ドライブ」はバック・ベイと呼ばれる湾に沿って延びる道路。海側には広い歩道があり、散歩やジョギングをする人や、デートをするカップルも多い。
ムンバイのマリーン・ドライブ

ビーチで休憩。缶コーラRs.25

ここには一応砂浜もあり、ビーチで遊ぶ人たち目当ての店もある。そんな店のひとつで缶コーラを買ったら25ルピーだった。缶にはしっかり「Rs.20」と印刷してあるのに・・・
インドのコカ・コーラ

海岸線が湾曲している最深部辺りで内陸の道を行く。

湾の「最深部」というのがどこなのかわかりづらいかもしれないが、穏やかなカーブを描いて来た海岸線が、ぐいっと小さな湾曲で深く入り込んでいる場所があり、そこのこと。おそらく地図を見てもらえれば「あっ、ここだな」とお分かり頂けると思う。とにかくそこから海岸線とはお別れして内陸部へと向かったのである。
ムンバイの街角

そろそろ近いと思ったところで人に聞き、約2時間で到着。

予想所要時間の倍かかってしまった。もっとも距離はガイドブックの小さな地図で、しかも目測で測ったものだったので正確ではないのだが、2時間とはちとかかり過ぎである。もし私の目測が正しければ、時速1.5kmという超のろのろ歩きではないか。牛歩戦術要員として国会議員になれるかもしれない。
ムンバイのマニ・バワン

入場無料 内部はガンディーの居室と活動を紹介した写真、そしてデリーのスミリティー博物館にあるのと同じようなジオラマなど。

ガンディーの関連施設はたいてい無料なのが嬉しい。でも本当はいくらかでも寄付をした方がいいのだと思う。「スミリティー博物館」とはデリーにあるガンディー関連施設。ガンディーはそこで凶弾に倒れた。で、そこにもガンディーの生涯をわかりやすく説明するための模型があるのだが、スミリティーでそれを写真に撮っていたら怒られてしまった。しかしこちらは写真撮影OKのようだったので、ガンディーの生家のジオラマなどを写真に収めた。
マニ・バワンにあるガンディーの生家の模型

30分ほど見て出る。

「たった30分?」と侮ってはいけない、その見学内容は実に濃かった。ジオラマを写真に撮ったり、書簡を読んだり(眺めたり)、それからトイレにも行った。しかも大きい方だった。余談だが私は博物館に行くとよくお腹が痛くなる。デリーのガンディー博物館(こちらは前出の「スミリティー」とは違い、ガンディーを荼毘に付したラージ・ガートの向かいにあるもの)でもトイレのお世話になった。他にもデリー国立博物館や大阪の民博でも、見学そっちのけでトイレに駆け込んでやったぜぇ~、ワイルドだろぉ~  あっ、ガンディーさん、いえ、ふざけてなんかいないです、はい。
ムンバイのマニ・バワン

ヴィクトリア・ガーデンを目指す。今度もおおよその見当で歩く。

修行でもないのになんでこんなにムキになって歩くのかと自分でも呆れる。「ヴィクトリア・ガーデン」はムンバイ中心部から見て北の方にある大きな公園。マニ・バワンからは私の目測でおよそ4kmといったところなので、時間にして約1時間・・・いや、2時間かな?
ムンバイの街角

途中イスラム教徒の多い地区に入る。通りがかりの店先でシシカバブを焼く匂いがたまらなく食欲を誘い、一度通り過ぎてから引き返して食べることにした。

いやあ、イスラム教徒ばんざい!である。なんで彼らはこんなにうまそうなものを作るかなあ、酒も飲まないのに。とにかく店先で焼く肉の匂いが、一度は通り過ぎた私を強引に引き戻すのであった。
ムンバイのムスリム食堂

ひと串に大き目のシシカバブが2個刺さっていてRs.12とのこと。食堂のテーブルに着き食べる。 皿にはミント、オニオン、レモン、緑色のソースが乗っている。シシカバブの他にローティー(パラータ?)が2枚来たので、シシカバブと付け合せの野菜を巻いて食べた。とてもおいしい。

焼きたてのシシカバブの味は想像通りで実にうまかった! 「ローティー」というのは小麦粉を練って平たくして焼いたもの。ナンの親戚みたいなものだが、もっと薄くてしんなりしているため、何かを巻いて食べるのに適している。
ムンバイのムスリム食堂

本来は店にないコーラも注文。サムズアップの600mlを買って来てくれた。 会計はRs.30

インドの食堂では通常店に置いていない飲み物なども注文できる。もっとも現地の人はあまりそういうことをしていないが。 「サムズアップ」とはインドの炭酸飲料。その名の通り親指を立てたマークが目印である。色は黒くコーラと見分けがつかず、これを「インドのコーラ」と呼ぶ人もいるが、私は「インドのドクター・ペッパー」と呼んでいる。まあどっちでもいいことなのだが。
ムンバイのムスリム食堂

モスクなどを見ながらひたすら歩く。

日本にはあまりモスクがないので、どうしても大きな広場と高いミナレット(尖塔)を持つ巨大な礼拝場のイメージが強いと思うが、実際の街中のモスクは小ぢんまりしたものだったりする。ただ小さくてもミナレットがあったり、アザーン(礼拝を呼びかける声)を流すスピーカーが四方に向けて取り付けられていたりするので、一目でそれとわかる。
ムンバイの街中のモスク

何度か道を尋ね、2時15分ついに到着。 スプライトを飲む。Rs.15

所要時間は2時間ちょっとだった。途中食事もしたが相変わらずのスローペースである。
ムンバイのヴィクトリア・ガーデン

象の石像を見る。

「象の石像」とはエレファンタ島から持って来た大きな象の像のこと。そもそも「エレファンタ島」はこの像から名付けられたのである。しかしこれを発見したポルトガル人は、島の名前の由来であるこの像を破壊してしまった。 で、現在は修復されたものがこの場所に安置されているというわけで、私はそれを見るためにここにやって来たのである。ところが後でガイドブックを見たら「レプリカ」とあった。いや・・・そんな・・・ばかな・・・
エレファンタ島の名前の由来となった象の石像

公園に入る。Rs.5、カメラRs.30 中はショボい動物園であまり手入れが行き届いておらず、空の檻などもありまったく面白くない。町中の方が動物が多いのではないだろうか。

ここには博物館もあり、ムンバイの歴史を紹介しているほか、パールシー(拝火教、ゾロアスター教)の鳥葬施設「沈黙の塔」の模型が展示されている。沈黙の塔は信者以外はその外観すら見ることができないため、興味があればここで見るしかない。しかし私は100ルピーという入館料が惜しくて入らなかった。それに私には併設する動物園の方により興味があったのである。 そんな動物園は5ルピーという入園料にふさわしい内容だった。それに比べてカメラ持ち込み料の30ルピーはぼったくりである。撮るものなんかありゃしないのだ。
ムンバイの動物園

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インドのマフラー