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2010年インドの旅・実録編:第2回 デリー

         
  • 公開日:2012年9月10日
  • 最終更新日:2022年6月10日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。

2010年3月19日(金)デリー 晴

12:40 いつもの店で両替

ネットカフェで3時間つぶす。

バナナ 1本Rs.3 x 5 買う

Hotelの下で学生さんと話す。四月から新聞社勤務とのこと。
学生さんはお土産を買いたいが何を買っていいのか分からないとのこと。
中東に行った時はコーランを買ったとのことなので、バガヴァッド・ギーターを薦める。
喜んで買いに走った。

5時少し前予約のタクシー来る。
ドライバーはダイノジの太った方に似ていて、パンジャビ音楽でノリノリ。
助手席の若者はフマユーン廟様の遺跡を指して「タージマハル」と言う。

30分くらいで着いた。もっともかなり飛ばしたが・・・
チップを要求したので50ルピーやる。

ニッザームディン駅横の「你好」でベジフライドライスRs.74とペプシRs.28
フライドライスはかなり辛い!! おいしいがお腹は大丈夫か?

日本人の青年に会う。(荻原を少し痩せさせた感じ)
ウダイプールから何とかいう(忘れた)町へ行き、マウントアブーからアーマダバードに行き、シンガポール経由で帰るとのこと。
マウントアブーは2日後くらいに入るということなので、そこでは会えないかも。

【以下の解説は2012年9月10日のものです】

〔以下メモに解説を加えて〕

2010年3月19日(金)デリー 晴

12:40 いつもの店で両替

両替はやはり通いなれた店が安心である。初めての店(まあ旅先ではたいてい初めての店となるのだが)ではパスポートを相手に渡すだけでも緊張が走る。ホテルのトラベルデスクにいるR氏にお願いするのも楽でいいのだが、細かい端数は無視されたりするので厳格にやりたい人は自分で両替屋へ行くのがいい。

ネットカフェで3時間つぶす。

日本では足を踏み入れた事すらないネットカフェだが、インドではよく利用する。10年くらい前は回線のスピードも遅く、またいきなりの停電で力作のメールがすべて消えてなくなることもたびたびあったが、今はたいていどこも快適な通信状況である。ただし快適になり過ぎてスカイプなどもできるため、すぐ隣で欧米系の女性が画面に映った友人の子どもをあやしたりしていてうるさいこともある。 あんたそれ、客観的に見たらすごく変だからね。

バナナ 1本Rs.3 x 5 買う

バナナは旅の友である。なんたって安いし結構お腹が一杯になる。それに手で簡単に皮がむけるところがいい。こんな素晴らしい食べ物なのに普段使いの和名がないのが実に残念である。「南国アケビ」とでも名付けるか。

Hotelの下で学生さんと話す。四月から新聞社勤務とのこと。 学生さんはお土産を買いたいが何を買っていいのか分からないとのこと。 中東に行った時はコーランを買ったとのことなので、バガヴァッド・ギーターを薦める。 喜んで買いに走った。

ホテルのことを「Hotel」なんて書いている。この時すでに外国(インドだけど)生活が3週間目だったこともあるが、たいした英語ではないので気取ってるわけではない。 さて、この不況下に就職も決まっているという優秀な学生さんだが、その国らしくてちょっと変わったものをお探しとのことだったので少々助言をさせて頂いた。バガバッド・ギーターはヒンドゥー教の聖典(のひとつ)なので、中東でコーランを買ったというこの学生さんにはぴったりだと思った。実際「それそれ!それですよ!」と思ったようで、学生さんはあっという間に書店に走って行った。その後彼とは顔を合せなかったが、合わせていたらさぞかし感謝されたことであろう。今からでも遅くないので、新聞代半年タダにしてくれ。

5時少し前予約のタクシー来る。 ドライバーはダイノジの太った方に似ていて、パンジャビ音楽でノリノリ。 助手席の若者はフマユーン廟様の遺跡を指して「タージマハル」と言う。

今回乗る列車はニューデリー駅ではなく、ちょっと離れた所にあるニッザームディン駅から出るため、移動が面倒なので車を頼んでおいた。これからの長旅にそなえて今のうちに楽をしておくのである。 「ダイノジの太った方」というのは、お笑いコンビでかつエア・ギターの世界選手権で二連覇した人のこと。さすがインドのダイノジも音感がいいらしく、パンジャビ音楽をがんがん鳴らし、時折ハンドルから手を放しては踊っていた。 助手席にははっきり言って「お前いらないだろ」という若者が乗っていた。インドではこうした「いらない」やつが勝手に乗り込んで来ることがよくある。「フマユーン廟様の遺跡」というのはおそらくニッザームディン廟の一部なのだと思う。とにかく玉ねぎ型ドームを戴いた建造物なので確かにタージマハルっぽい。ちなみに彼(インド人)の「タージマハル」の発音は「テージメヘル」に近い。
インドのタクシー

30分くらいで着いた。もっともかなり飛ばしたが・・・ チップを要求したので50ルピーやる。

何をそんなに急いでいるのか知らないが、とにかくまあよくスピードを出していた。 トラベルデスクのR氏は「チップは不要」と言っていたが、「グッドダンシング」に免じて50ルピーあげた。

ニッザームディン駅横の「你好」でベジフライドライスRs.74とペプシRs.28 フライドライスはかなり辛い!! おいしいがお腹は大丈夫か?

「你好」はその名からも判るように中華系のメニューがある店。ただしシステムはファーストフード店のそれであり、フライドライスも使い捨ての紙容器に入っていた。味はものすごく辛く、辛い物好きの私にとってはすごくおいしかったが、なんせ朝からひどい下痢になっていたために胃腸を案じる。
辛いフライドライス

日本人の青年に会う。(荻原を少し痩せさせた感じ) ウダイプールから何とかいう(忘れた)町へ行き、マウントアブーからアーマダバードに行き、シンガポール経由で帰るとのこと。 マウントアブーは2日後くらいに入るということなので、そこでは会えないかも。

ベタな観光地で日本人と会うとなぜか互いに目をそらしたりしてしまうが、ちょっと外れた場所で日本人を見かけると自然と挨拶したりする。 「荻原」というのは冬季オリンピックのノルディック複合で活躍した双子の荻原選手のこと。出会った青年はどちらかというと弟の次晴氏に似ている。いや、お兄さんの健司氏の方が似ているかな?いややっぱり弟の・・・どうでもいい話であった。 個人旅行は自由な旅だが意外と同じようなコースを回ることが多い。私もこれからこの青年と同じ列車でウダイプールに行き、マウント・アブー経由でアーマダバードに行く予定なので、もしかしたらまたどこかで会う可能性も無きにしも非ずなのである。
インドで会った日本人青年

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インドの伝統工芸細密画