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まるでマッカーサーのようなのだ:インドで復権したコカ・コーラ

         
  • 公開日:2012年6月19日
  • 最終更新日:2022年7月22日

今ではインドのコーラ市場はコカ・コーラとペプシ・コーラという二大勢力の独擅場(復擅場?)であるが、その昔は「国産品優先」という国の政策としてインド国産のカンパ・コーラが市場を独占していた時期があった。
なのでその頃インドを旅した人は今の現状を見て、「ほう、インドでもコカ・コーラが手に入るようになったのか。時代は変わったな」なんてことを言うかもしれない。

しかしさらにその昔(独立後から1970年代まで)には、インドでもコカ・コーラが普通に売られていたのである。

この写真は1960年代半ばのデリー中心部(おそらくジャンパトゥあたり)の写真であるが、ご覧のように見慣れたコカ・コーラのロゴ入りクーラーボックスが見える。道行く娘さんもそれを見て「コカ・コーラ飲みたいなあ」なんて言っている。(写真がちと不鮮明なためにほぼ推測)

とまあ、わざわざ古い写真を引っ張り出して来てのインドコーラ小史(そこまでもいってないかもしれないが)なのであるが、残念なのは道行く人のファッションだけでは、これが1960年代の写真なのだということがわかりづらいということなのである。

とにかくコカ・コーラはインド市場から駆逐される際「ウイ・シャル・リターン」と言い残し(たかどうかは知らないけど)、その後見事に復権を果たしたというお話なのである。

インドの南京錠