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あまりケチなこたあ言いたかないけどさ:インドに於ける相乗り

         
  • 公開日:2012年5月15日
  • 最終更新日:2022年7月22日

タクシーやオートリキシャの相乗りというのはインドではよくある。
特に交通手段の限られている田舎町などではごく普通のことであり、私もそのシステムのお蔭でなんとか歩かずに済んだことがある。

でも、相乗りしても料金が安くならない時はちょっと複雑な気持ちになる。
そんなケースでよくあるパターンが「運転手の知り合いを乗せる」というやつである。

たとえばこの写真では運転手の横に警察官が乗っている。お互い知り合いらしいが客の私にはなんの説明もないので定かではない。もしかしたら職権乱用で無理やり乗り込んで来たのかもしれない。
これはオートリキシャなのでドライバーシートは基本的に一人掛けであるが、シートの幅は一人分よりあきらかに広く、初めから「座ろうと思えば二人、三人と座れまっせ」という感じで作られている。
インドの道路交通法がどうなっているかは知らないが、警察官がこんな風に乗っているのだからたぶんOKなのだろう。

で、話を元に戻すと、自分がチャーターした車に、私以外の客を乗せるというのははたしてどうなのだろう?
もちろん他に交通手段がない場合、乗せてあげるのは当然だと思うし、「どうせ同じ方向に行くんだし、スペースが空いているなら乗ってもいいじゃん。だいたいお前の払う金額は変わらないんだから」と言われると、なるほど・・・そうかもね・・・と思ってしまう。

でも、それならその区間だけでも割り勘にするとか、せめてチャーターした私に厚くお礼を言ってもいいんじゃないかと思うのだが、今までいっぺんだってお金が戻って来たり礼を言われたりしたことなどない。

まあ何事も異国のことなので郷に入っては郷に従っているのだが、もし運転手が相乗りさせた客からもお金を取っていたとしたら、それはチャーターした私に貰う権利があるということを、誰か運転手に説明してやって欲しいと思うのである。