「乗合自動車」と言うと、一般的にはバスの様な車を想像するかと思いますが、インドではそれよりもっと小さい車が乗合自動車として活躍しています。
この写真はラジャスタン州でのものなのですが、ご覧の様な車を使っています。（この車種だけと言うわけではありません。このくらいの規模の車と言うことです）
これがれっきとした営業車であることは、黄色いナンバープレートからわかります。（自家用車は日本と同じ白地のナンバープレートです）
しかし、それにしてもすごい乗り方をしているじゃあありませんか。
バンパーの上やスペアタイヤの上に乗っかっておりますが、しかも足元はチャッパル（サンダル）履きで、さらにはスカーフ様の布を首にかけたりしておりますので、そいつが風になびいて飛んで行きそうです。右端の男性はそれを直しているところなのですが、見ていて車から転げ落ちやしないかとひやひやします。
インドではこうした光景はまったく珍しくありません。
まあ車の外に張り付くようにして乗っている人を見ると、ちょっと大変だなあと思うこともありますが、車内はすごいすし詰め状態ですので、それよりもマシなのでしょう。
特にこの写真を撮った日は、日本で言えば初夏の様な陽気でしたので、カラッとした風に吹かれてインドの大地を突っ走るなんていうのは、考えようによっては贅沢なのかもしれません。
う～ん、ちょっと乗ってみたい気も致します。
