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旅の持ち物シリーズ・その2:Tシャツ

         
  • 公開日:2011年6月24日
  • 最終更新日:2022年7月26日

まあTシャツなんて、あらためて「旅の必携品」として紹介するほどのものでもないかもしれませんが、やはり便利なんですね、これが。

何が便利かといえば、汎用性です。一日の活動を終えてシャワーを浴び、新しいTシャツに着替えたらそれはもう「パジャマ」でありますし、朝起きて顔を洗えばその時点で「外出着」になります。つまりまあTシャツは24時間体制なわけです。

さらにこのTシャツは私にとって非常に便利でした。ご覧の通りオートリキシャの絵がついておりますが、このTシャツを着ているとオートリキシャの写真が撮りやすいのです。オートリキシャのドライバーだって、急にカメラを向けられたらちょっと身構えますし、中には「金よこせ」というやつもいるかもしれません。(私は言われたことないですが)
でもこのTシャツを着ていると、一目で「あっ、こいつオートリキシャが好きなんだな」ということがわかるので、相手(オートリキシャのドライバーですね)の警戒心はぐっと薄れ、それどころかドライバー仲間でTシャツの絵を指さして、「これはデリーのCNG仕様のやつだな?」とか、なかなかプロらしい意見を交換し合ったりするのです。
そんな風に仲良くなれば、客として乗らなくてもパチリと写真が撮れるというわけです。実際何度このTシャツに手助けしてもらったかわかりません。

そんな便利なTシャツだったのですが、最後の滞在地ヴァラナシでいよいよ荷物の整理をすることになり、このTシャツとも泣く泣くお別れすることになりました。

そこで最後の思い出にと写真を撮っておいたのですが、見れば白かったものがだいぶグレーがかってきており、首のところなんかよれよれになっています。
無理もありません、なんたって3ヶ月間の旅を3枚のTシャツで回して来たのですから。
まあ服はTシャツ以外にもポロシャツとクルタを持っていましたが、それは万が一お城の舞踏会にお呼ばれした時のためのもので、あくまでも「正装」用なのです。普段は3枚のTシャツ、そしてとりわけこのオートリキシャのTシャツはお気に入りだったので多用し、おそらく通算1か月くらいは着たことになると思います。しかも一度着ると24時間は着ますので、これ以上のヘビーローテーションはなかなかないでしょうか。

もともとTシャツは手軽に着られる上に、そのデザインや絵柄にメッセージを込めたものがたくさんありますので、旅に出る時は自分の目的にちなんだデザインのTシャツを選んで着ていくと、なにかと便利だと思います。そして逆にその国の人が不快になるようなものは絶対に避けましょう。特に政治や宗教がらみのものはトラブルの元です。
まあ旅の目的が「ケンカ武者修行」なら別かもしれませんが・・・