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2001年7月4日(水)ハイダラバード・2001年インドの旅第77回

         
  • 公開日:2010年1月25日
  • 最終更新日:2022年6月24日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。

7/4(水) ハイダラバード 晴 気温31℃

7:30 起床。 風呂に入る。

朝食を取り、10時頃オートリキシャでネルー動物園へ行く。(リキシャRs.80)
入場料Rs.10 カメラRs.10 (車はRs.200で入れる)
バタフライ園Rs.5

14:15 動物園を出て、トウモロコシ(Rs.3)を食べる。
リキシャでチャールミナールへ(Rs.20)
ミナールホテルでペプシとサモサ2ヶでRs.12.5

16:00 ガーリックヌードル、ペプシ Rs.54

プラムを屋台で買う Rs.40/DZ
2ダースRs.80で買った。
サクランボはRs.140/箱とのこと。

【以下の解説は2010年1月25日のものです】

この日は動物園に行きました。(なんだか子どもの作文みたいだなあ)

ハイダラバードの動物園はなかなか広く、ゆっくり見て歩くと悠に一日かかってしまいます。
じゃあ具体的にどれくらいの広さかと言えば、なんでも13ヘクタールということなのですが・・・こういう数字を見てもあまりピンと来ません。できれば甲子園球場何個分とかで表現して欲しいところですが、なんせここはインドなので甲子園は出てこず、かといってジャワハルラール・ネルー・スタジアム何個分とか言われても困るのです。

インド・ハイダラバード動物園の入場券で、とりあえず、通常の入園料10ルピーに対し、「200ルピー払えば自家用車で園内を周ることができまっせ!」というものが存在するほどの広さだということで各自ご想像下さい。

さて、ここでの私の目的はと申しますと、それは「白いトラ」を見ることなのです。
これは前にも別のところに書いたと思いますが、子どもの頃、あの大阪万博のインド館に展示されていた白いトラを見ることができなかったため、その後「白いトラ」に対し親のカタキのごとく過剰反応してしまい、白いトラがいる動物園にはつい突進して行ってしまう体質になってしまったのです。まあいわば「白いトラウマ」とでも申しましょうか・・・

まずは入園料とカメラ持ち込み料計20ルピーを払い、園内をぶらぶら歩いて行くのですが、すぐには白いトラのところには行きません。そこはやはり順路(もしくはそれっぽいルート)に沿って進みます。いきなり「白いトラだあ~!」などと叫びながら駆け寄ったりすると、もうそれで今日の予定はほぼおしまいになってしまうからです。

すると象がいました。
まあインドで象はそれほど珍しくありませんし、インドでなくても日本の動物園にもたいていいるわけですが、この動物園の象は柵の中におらず、なんと動物園の係員と一緒に働いておりました。草をトラックに積み込んでいたのです。
日本ではお猿の電車ですら動物虐待の嫌疑でもって廃止されてしまったというのに、さすがインドです。

そんな風に広い園内を、別にインド原産の動物ではないんだからわざわざインドまで来て見ることもなかろーに、といった動物たちを見て歩き、ようやくお待ちかねの白いトラの柵にやって参りました。

いましたいました、白いトラです。実は私は白いトラを見るのはこれで二度目で、すでにデリーの動物園で見ておりました。
でも何度でも見るのです。あの暑い夏の日、朝一番で入ったインド館で見られなかった白いトラを、ジロジロと見てやるのです。

ほれほれ、穴があくぞ、穴が!

しかしそんな私の眼力などものともせず、白いトラはこれまた白っぽい眼光をぎらつかせながら、ゆったりと同じ場所を行ったり来たりしておりました。

しかしなんですねえ、いつも(と言ってもまだ2回目ですが)白いトラを見て思うのは、「なんかあまり面白いものじゃあないなあ」ということなのです。
でもって白いトラを見た後に普通のトラを見ると、そいつがすごくきれいに見えるのです。まるでモノクロ映画を見た後に、総天然色の映画を見たような感じになるのです。

どうです、やはりトラはこの色にこの縞模様というのがいいのです。あー、きれいだなあ!ふつーのトラ!

しかしすでに完全に「白いトラウマ」に侵されてしまっている私は、この後コルカタ(カルカッタ)でも白いトラを見に、のこのこ動物園に出かけて行ったのであります。

つづく

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インドのショール