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2016年グジャラート再訪・第22回 / ディウからジュナーガルへ

         
  • 公開日:2017年10月17日
  • 最終更新日:2022年5月21日

明日は早く発つと言っておいたのに、ゲストハウスの入り口はまだシャッターが閉ざされていた。

時刻はもう6時半だが、インド西部に位置するグジャラートの夜明けは遅く、外はまだ薄暗いのでまあ仕方ないか・・・

インド・ディウのゴールデンゲストハウス

防犯のためとは言いながら、勝手に出入りできないのはちょっと不便なのだ。

このゲストハウスはフロントを通らずに外に出られる構造なのだが、玄関が閉まっていてはどうにもならない。一旦フロントに行き、床で布にくるまり寝ている従業員に声を掛けるが、ぐっすり眠りこけていてなかなか起きない。
他の宿泊客に遠慮をしながら何度か声を掛けると、ようやくもそもそ動き出す。

そんな風にして、眠気眼の従業員に玄関のシャッターを開けさせ、やっと外に出ることができた。
まだ明けやらぬディウの街は、メインストリートにもほとんど人がいない。

インド・ディウの夜明け前の街並み

まだ夜が明けておらず、フォート・ロードも閑散としている。

しかしそこはディウ、灯りのついた店がある。
どうやら夜通しやってる酒場らしい。
くれぐれも酔っ払いには気を付けて、さっと通り過ぎねば・・・

インド・ディウの夜明け前の街並み

夜明けまでやってる酒場がある。さすがディウ。

バススタンドにもまだバスは一台もおらず、オートリキシャが整然と並んでいるだけである。

インド・ディウの夜明け前のバススタンド

早朝のバススタンドにはバスが一台もいなかった。

昨日一度このバススタンドに来て、係員にジュナーガル行のバスの時刻を尋ねたところ、7:00とのことだった。
しかしGSRTC(グジャラート州交通局)のサイトでは7:30となっていた。
どちらが正しいかはわからないが、こういう場合は早い方に合わせるしかないので7時前に来たのである。

まあどうしてもジュナーガルに行かなければならないということではないので、どこか他の街に行くバスが先に来たら、それに乗ってしまってもいいなと思っていたら、ジュナーガル行が一番最初に来た。

インド・ディウの夜明け前のバススタンド

バスの発着時刻は列車に比べてあいまいである。

初めは「最も危険な席」ということで敬遠していた最前列左側の席に座る。それは危機管理が薄らいだというより、ドライバーの運転テクニックと神のご加護を信じてのことである。

インド・ディウから出るバス

まあ安全より見晴らしを取り、最前列に座ったというわけなのだ。

結局バスの出発は7時8分だった。
出発時刻に関する情報はどちらも正しくなかったということになるが、7時前にちゃんとバススタンドに来て待っているという判断は「正解」なのである。

グジャラート本土とを結ぶ大橋を再び渡る。

インド・ディウから出るバス

この橋を渡ってしまえば、もうディウとはお別れなのだ。

尚、今日移動するルートはおおよそ以下の通りである。(若干細かいところが違うかもしれないが)

20分ほどでウナの街に入る。
陽も上り、街は早くも大勢の人が出ている。

インド・ディウから出るバス

新しい朝が来て、街にはまた活気が戻って来た。

一昨日長時間待たされたウナのバススタンドに到着。
朝の通勤通学時間なのだろう、バスが列をなして入って行く。

インド・ウナのバススタンド

ほらほら、こんなにちらかしたまんまだから、バスが通りづらくてしょうがない。

バスはここで一時間近くも停まったままだった。
一昨日もここで一時間半バスを待ったが、私はウナのバススタンドに好かれているのかもしれない。まあ何事も嫌われるより好かれる方がいいのだ。

インド・ウナのバススタンド

このバススタンドに好かれてしまったのか、ずいぶん長いこと引き留められた。

8時半になりようやくウナを出発した。

一時間ほど走りコディナール(KODINAR)到着。
このバススタンドも工事中のようだが、グジャラートのバススタンドは一斉に建て替え期にでも入っているのだろうか。

インド・コーディナルのバススタンド

このバススタンドも工事が行われていた。

10時半頃広い川を渡る。
どうやらそろそろソームナス(SOMNATH)が近いようだ。

インド・ソームナス近郊

川を渡るともうソームナスは近い。

ソームナスはヒンドゥー教の聖地であるらしく、大きな寺院もあるとのことで、ちょっと見てみたかったのだが、このバスは市街地へは入らず街の縁をかすめるだけだった。
それでも遠くにヒンドゥー寺院の特徴的な屋根が見えた。

インド・ソームナス近郊

ソームナスはヒンドゥー教の聖地である。

この辺りから道はぐんと良くなる。ほとんど高速道路のようなのだ。

インド・ソームナス近郊

グジャラートはこうした道路の整備が進んでいる。

なので私もここでようやく朝食を取ることにする。
今日の朝食はシンプル塩味のポテトチップスである。あー、おいしい・・・

インド・ソームナス近郊

こうしたスナック類はバナナと並ぶ旅食である。

道は高速道路のようだがそこはインド、ちゃんと(?)牛車も走っている。

インド・ソームナス近郊

インドの高速道路は車だけのものではない。

10時50分、ヴェラヴァル(VERAVAL)のバススタンド到着。
ここもまたターミナルが新築工事中である。グジャラート州出身のモディ氏が首相になったので、大量の予算がついたのだろうか。

インド・ヴェラバルのバススタンド

ヴェラバルは想像以上に大きな街だった。

ソームナスからの道がとても良かったので、州営のオンボロバスもスムーズに走る。
お陰様で午後一時、バスは終点であるジュナーガルのバススタンドに無事到着したのであった。神様、ありがとう。

インド・ジュナーガルのバススタンド

一度来たことのあるところは安心感があっていい。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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インドのマフラー