シンギングボウルというものは、真鍮(他の材質のものもあります)のボウル(器、鉢)です。
しかしそのボウルの周りを木の棒などでこすると「うぉ~ん」という音が鳴るのです。
なのでシンギングボウルと呼ばれるわけです。
ではその「うぉ~ん」という音が何かといえば、それは共鳴音なわけです。
でもってその「共鳴」が何かと広辞苑で調べますと・・・
物理系が外部からの刺激で固有振動を始めること。特に刺激が固有振動数に近い振動数を持つ場合をさす。
広辞苑 第三版 昭和六一年一〇月六日 第三版第四刷発行(かなり古いですがたぶん原理は変わってないでしょう)
とあります。
よくわかりません。
でも、とにかくシンギングボウルはその胴体を震わすことで音を発します。
そしてその振動に合った刺激(木の棒でこすって)を与え続けると、その音が増幅されて行くのです。
それだけのものではあるのですが、「単なる真鍮の器」を「何の変哲もない木の棒」でこすると、あの「うぉ~ん」という音が出るというのがなんとも不思議で心地良いのです。
それでも木の棒のこすり方にはちょっとコツが要って、震え出したシンギングボウルの振動に上手く合うスピードでこすらなければなりません。
下手にこすると振動が消えてしまい、上手くこすると振動を増幅させ音も大きくなります。
またどうかすると高音のキーンとした音が混じることがあるのですが、それもこする位置やスピードを調整することで消すこともできるのです。
そんな「音を育てる」というような感覚もまた、シンギングボウルの魅力なのだと思います。
何度も練習してきれいな音が出せたときには、本当に嬉しくなります。
つまりシンギングボウルの振動は、単に音を出すだけでなく、私たちの心をも揺さぶり感動を呼び起こすのだと私は思うのです。
で、そんな私の考えに共鳴して頂ける方は、ぜひこちら「真鍮製のシンギングボウル」もご覧いただきたいと思う次第であります。
またこの商品は「ラクダ隊商パインズクラブ楽天市場店」にて販売しております。
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