インドを代表する伝統技法のひとつにブロックプリントがあります。
ブロックプリントは木を彫って作った版を、人の手によって布に押して柄付けする手法です。
ベッドシーツのような大きな布も、小さな木版押印の繰り返しから成り、彩り鮮やかな模様もまた、小さな木版押印の積み重ねから生まれます。
デザインにもよりますが、一つの柄を作り出すのに数個の版木が使われます。
下地を染めるための版木、一部分に色を付けるための版木、逆に色を付けたくない箇所を防染するための版木、そして輪郭線を描くための版木など、実に様々な種類が使われるのです。
なので木版自体のデザインも、繊細なものや大胆なもの、華やかに見えるものや地味なものなど千差万別となります。
しかしそれぞれの版木の担う役割はどれもみな重要だということに違いはなく、どれひとつが欠けてもあの美しい模様は成立しないわけです。
そんな版木も役目を終える時が来ます。
その一生もまた様々で、幸運にも擦り切れるまで使ってもらえたもの、残念ながら途中で割れたり欠けたりしてしまったもの、また相方(型)となる版木の脱落に伴い退いたものなどなど。
そんな本来の役目を終えた版木ですが、固い木に深く刻み込まれた模様はどれも美しく、そのまま廃棄してしまうにはあまりにも惜しいことです。
ということで、当店では引退版木をインテリアなどにご活用いただこうと、インドよりいろいろ集め、取り揃えておりますというお知らせでした。
まずはこちら 「ブロックプリント用の版木」 をぜひともご覧ください。
またこの商品は「ラクダ隊商パインズクラブ楽天市場店」にて販売しております。
*すでに売り切れている場合もございます。その際は何卒ご容赦願います。