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2016年グジャラート再訪・第11回 / バーヴナガルの旧市街を歩く

         
  • 公開日:2017年9月7日
  • 最終更新日:2022年5月21日

昨日の昼から何も食べていない。
つまりほぼ24時間何も食べていないということで、さすがに何か食べなくてはと思う。

長引く下痢ですっかり体力が落ちてしまいふらふらではあるが、食事と見物を兼ねて旧市街へ向かうことにした。

インド・バーヴナガルのステーションロード

ステーションロードという名の通りだが鉄道駅はここにはない。そして鉄道駅の通りはレールウェイ・ステーションロードという。

ホテルの前の通りステーションロードを北東に進み、ロータリーの交差点を緩やかに左折すると、コンクリートの壁沿いに衣料品の露店がたくさん並んでいた。

インド・バーヴナガルの露店衣料品店街

ずらっと並ぶ衣料品店。こんなにあって商売になるのだろうか。

まだ本格的に開店していないのか、あちらこちらの路上に服の入った包みが置いてある。
たぶん新品の服だとは思うのだが、こんな風に無造作に投げ出してあると古着だと思ってしまう。

あらかじめ見たバーヴナガルの地図では、この道を少し行くと近距離用のバススタンドがあり、その近くに「チャイニーズ」の名を冠した店があるようなので、そこに行こうと思っていたのだが、バススタンドがあるはずの場所はオートリキシャのたまり場になっていた。

インド・バーヴナガルのオートリキシャの溜まり場

地図で見るとここはバススタンドのはずなのだが・・・

さらにお目当ての食堂も見つからないので、とりあえず適当な路地に入ってみる。

インド・バーヴナガルの狭い路地

狭い路地を通り抜け、旧市街を目指す。

路地を抜けると賑やかな場所に出た。たぶんここが旧市街のメインストリートなのだろう。

インド・バーヴナガルの旧市街

昼の暑い時間なのに、旧市街には人がたくさんいた。

通りに面した家はなかなか豪壮なベランダを持ち、その昔はこの街が今よりずっと栄えていたであろうことがわかる。

インド・バーヴナガルの旧市街にある豪奢なベランダ

立派な屋敷と露店の組み合わせがなんともインドである。

また三叉路には漁船を思わせる古い家が建っていた。

インド・バーヴナガルの旧市街にあるちょっとかしいだ家

倒壊の心配がなければ、なかなか楽しそうな住居である。

この家が船のように見えるのは、鋭角の先端を覆うようにブリキ板が貼られていることに加え、少しかしいでいるのがまるで波にもまれているように見えるからだろう。もしこれが本当の船なら、さしづめ取り舵(左旋回)を切っているところであろうか。映画「ジョーズ」を思い出してしまう。

しばらくバザールをうろついたが、適当な食堂が見つからない。
だんだん面倒になり、また限界を超えてしまったのかあまり空腹を感じないので、露店の果物屋でバナナを買うことにした。しかもたったの二本だけ。これが今夜と明朝の食事となるのである。ちなみに値段は10ルピー(約16円)だった。

インド・バーヴナガルの露店の八百屋

バナナは安くてお腹を満たせるので、旅食の優等生なのだ。

もう昼飯を食べるのを完全にあきらめたので、代わりにサムズアップを飲む。こいつは20ルピー(約32円)である。

インドの清涼飲料水サムズアップ

インドに行ったときは、清涼飲料水も食事のひとつなのである。

サムズアップはインド独自の炭酸飲料で、コーラというかドクター・ペッパーというか、とにかくそういう代物である。
私は日本にいる時はほとんどコーラの類を飲まないが、インドに行くとよく飲む。
同様にM字印のハンバーガーも日本ではまず食べないが、インドではたまに食べる。

こんなことを言ってはなんだが、すきっ腹にまずいものなし、ということか。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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インドのショール