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2001年5月12日(土)デリー・2001年インドの旅第6回

         
  • 公開日:2009年10月10日
  • 最終更新日:2022年6月23日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。

5月12日(土)デリー 晴 40℃以上(正確には分からず)

11:00 またもやMacへ

非常に混んでいた
主に欧米人が目立つ

スーパーバザールの発見は難航す。

親切な人に案内されてようやく入店。
しかし内部は閑散としていた。

近くに沢山の店が集まるバザール有。
探検は明日にして帰る。

オートリキシャ Rs.20 コンノートM → メインバザール

*Rs.15 の申し入れに対し、ドライバーは走り去ろうとした。
 Rs.20 は適正価格か?

夕食(R/S)
ベジタブルプラーオ Rs.35 水 Rs.12x2

〔5/12の支出記録より〕

マクドナルド(コーラM、ポテト) Rs.50
オートリキシャ Rs.20
夕食(ルームサービス) Rs.59
ホテル代 Rs.300
ネットカフェ Rs.20
_______________________________________________

合計 Rs.449

【以下の解説は2009年10月10日のものです】

割高とは思いつつもまたマクドナルドへ行ってしまう。
インド・マクドナルドのキャンペーンこの日はポテトとコーラだけにしたので50ルピーで済みましたが、前の晩のチキンフライドライス(45ルピー)より高いのでやはり考えものです。
とまあインドでは実に割高なマックではあるのですが、店内はいつもたくさんのお客で賑わっており、この日は特に混雑していて座るところがなかなか見つからないほどでした。
マックのお客のほとんどは当然インド人なのですが、その中にちらほら欧米人の姿が見受けられ、その比率は町中よりかなり高くなっています。

この時マックでは「The Lucky Itch」なる懸賞キャンペーンを展開していて、豪華家電製品や香港旅行、さらには四輪駆動の自動車まで当たるとのこと。インドのマックは価格も高いがやることもハイクラスなのです。

ガイドブックに載っていた「スーパーバザール」というお店に行こうとするのですが、なかなかその場所がわかりません。
ガイドブックの地図にはその場所もちゃんと載っており、「そこに行けばなんでも揃うスーパーマーケット」というような紹介のされ方だったので、さぞかし賑わっていて近くに行けばすぐにわかると思っていたのですが、なぜか見つからないのです。
そこで何人かの人に尋ねたのですが、みなさん「わからない」という回答。
しかたなく諦めて帰ろうとした時、ネクタイを締めた会社員風のおじさんが追いかけて来て、「お前が探しているのはもしかして『スーパル・バザール』か?」と聞くのです。あー、そうです、そうです、インドでは「R」をしっかり発音するのでした。はい、私の探しているのはその「スーパル・バザール」に間違いありません。
そのおじさんは先ほど私が一度道を尋ねた人で、その時は私の「スーパー・バザール」という言葉を首をかしげて聞いていたのです。それできっと別れた後も頭の中で何度も「スーパー・バザール、スーパー・バザール、スーパー・バザール・・・」と繰り返し、そしてついに「それはスーパル・バザールのことではないのか?」というひとつの可能性にたどり着き、わざわざ私を追いかけて来てくれたというわけなのであります。(たぶん)
さらにその親切おじさんは私を目的地まで連れて行ってくれ、私はようやく念願のスーパーバザール改めスーパル・バザールにたどり着くことができたのであります。

ありがとう!おじさん!

そんな苦労を重ねてたどり着いたスーパル・バザールではあったのですが、そこにあったのはなんだかうらぶれた感じのビルでした。
店内もその外観から受ける印象を決して裏切らないもので、薄暗い店内の商品棚は隙間だらけで、お客もほとんどおらず閑散としていました。
当初の期待の大きさと、発見までにかなりの時間と労力を費やしてしまったことで、私はすっかり脱力してしまいました。

しかしスーパル・バザールと道を挟んだところに賑やかな商店街を見つけ、それを本日の収穫ということで納得し、ホテルへ帰還することに致しました。

*その商店街とはシャンカール・マーケットのことです。

メインバザールまでは歩いても大したことはないのですが、スーパル・バザールの一件ですっかり疲れてしまった私は、贅沢とは思いましたがオートリキシャで帰ることにしました。
オートリキシャを利用するにはまず料金交渉が必要なのですが、慣れぬ旅行者には適正価格がわかりません。
つかまえたオートリキシャのドライバーの言い値は20ルピーでした。そこで私は適当に「15ルピー」と言ってみると、なんとそのドライバーはそのまま走り去ろうとするではありませんか。普通もう一言くらい何か言ってもいいでしょ、人と人の付き合いとしてさあ。
結局ドライバーの言い値で乗ったのですが、5ルピーの差でそこまで潔い態度を取るということは、もしかしたら20ルピーは適正価格だったのでしょうか。

*オートリキシャの料金は距離ばかりでなく、その時の状況(帰宅ラッシュ、急な雨など)でまさしく臨機応変に料金を変えて来ます。

夕食はまたルームサービスを頼みました。
インド・宿のルームサービスなんだか食事はマックとルームサービスばかりなのですが、私は食べるために時間と労力を使うのが好きではないので、それでいいのです。

この日はベジタブル・プラーオでした。
プラーオというのは炒めご飯で、つまりは昨晩食べたフライドライスとほとんど同じものです。ちなみにこの後どこかで出て来るであろうビリヤーニというものも、安食堂などではプラーオとの差がほとんどない(というか同じものが出て来ることもある)のです。まあこの三者は「おにぎり」と「おむすび」と「にぎりめし」の関係くらいに思っておけばいいのです。

*ビリヤーニは正式には「炊き込みご飯」にあたりますので、本当は炒めご飯とは一線を画すものです。

とにかく今夜は具がベジタブルということで、昨夜のチキンより若干安く済み、この日の総支出は449ルピー、日本円で1200円くらいだったのであります。

つづく

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インドの伝統工芸細密画