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インド:やはり旅は楽しいもの・家族旅行

         
  • 公開日:2009年6月24日
  • 最終更新日:2022年7月8日

ここはヒンドゥー教の聖地のひとつリシケシです。インド各地から訪れた人々でいつも賑わっています。

この地はヒンドゥー教の聖地ということで、インドの人たちがここに来る目的はやはり「巡礼」ということになるわけです。
でも私が見た感じでは、みんながみんな純粋に巡礼のためだけに来ているようには見えませんでした。
そりゃあもちろん心の中だけでなく生活の中にもヒンドゥー教がしっかり根付いている人たちですから、街を流れる聖なる河ガンガーで沐浴したり、寺院ではしっかりお祈りしたりするわけですが、旅の目的はそればかりではなく、そこには「観光」というものも結構大きなウエイトを占めているように見えたのです。特に家族総出で来ている人たちなどは、子どもはもとより両親も、そして一緒に来たじいちゃんばあちゃんも、みな一様にとても嬉しそうで、見ているこちらまで幸せな気持ちになってしまうほどなのです。

まあ日本も江戸時代などには、伊勢参りや金毘羅参りなど信仰をからめた旅が主流であり、そこにだんだんと観光という要素が加わって行ったわけです。ただ単に遊びのためだけの旅行なんて、経済的にも世間的にもなかなか許されなかったのです。
いえ、江戸時代だけでなく私が子どもの頃でも、あまり旅行というものしませんでした。少なくとも今の比ではありません。

つまり、

「衣食足りて礼節を知る、そんでもって娯楽をする」

なのであります。

インドのショール