このコーナーは当サイトに関する最近の検索キーワードの中から、「これはいっちょちゃんとお答えしとかなきゃいけませんね」というものをピックアップして、頼まれてもいないのに勝手に回答してしまうコーナーです。 そもそもその検索キーワードを打ち込んだ方はすでに当サイトを訪れ、そしておそらくがっかりされて去って行かれただろうと思いますが、あえてそのさみしげな背中に向かってお答えさせていただきます。 |
今回取り上げる検索キーワードは
「洗濯ロープ ホテル どこにひっかける」
です。
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ちょっと長めの旅になると、どうしたって洗濯をすることになる。
でも、洗濯するのはいいけどどこにどうやって干したらいいのさ?という疑問が湧くのは当然である。
まず「洗濯ロープ」であるが、私の経験から言えばこれは日本の旅行用品店で扱っている、巻き取りリール式の洗濯ロープがおすすめである。これは本当にすぐれもので、ロープは細くて丈夫だし、両端には吸盤やフックが付いているし、巻き取りリールは収納の時のみならず、ロープをぴんと張る時にも活用できるのでとても便利なのである。
ただし吸盤はまず使わない、っていうか使えない。
そりゃまあハンカチ一枚くらいなら平気かもしれないが、濡れたTシャツやズボンはまず耐えられない。
またもし吸盤自体が必死に絶えたとしても、吸い付けたガラスや鏡が外れて来ないとも限らない。なんせインドなのだから。
で、「どこにひっかける」なのだが、まずその前に、このロープではどのような留め方があるかを知っておこう。
1、フックをそのままどこかに引っ掛ける。
2、ロープをフックに通してループにする。
3、フック自体をコブ(ストッパー)として使う。とまあ、おおまかに言って以上の三方式がある。
ではいよいよ以上の方法を使ってどこかに引っ掛けるわけだが、やはり引っ掛けやすいのは壁に取り付けられている金具、たとえばカーテンレールだとか造り付けのタンスのバーだとかである。これはバーにロープを巻きつけ、上記「ループにする」の要領でフックで留めればいい。
ただしカーテンレールはものによっては意外とやわなものがあったり、壁にしっかり固定されていないものもある。またタンスも造り付けのものでなく置いただけのものでは、ずりずりと前進して来ることがあるので、事前によくチェックしてからでないと危険である。
次によく使う手は、ドアや窓、または造り付けのタンスの扉などに挟み込む方法である。これはフックをコブとして使う方法で、細いロープの部分をドアや窓の隙間に通し、フックの部分をストッパーとして使うのである。ただしこの方法を使うとそのドアや窓が開けられなくなるので、ちょっと不便である。
その点エアコンのない安い宿は、窓に鉄格子がはまっていることがよくあるので、ロープの固定場所には困らない。ただしこれもロープのもう片方はどこかに取り付けなくてはならないので、やはり上記の三方式を大いに活用し工夫して頂きたい。
なおロープを張る際、もし可能であるなら天井の扇風機の風の当たる場所を通して頂きたい。季節やエアコンの有無でも違うが、比較的乾燥したインドではTシャツくらいならあっと言う間に乾く。うまくすると二毛作、三毛作も可能なので、ぜひ旅先での洗濯ライフを楽しんで頂きたい。
以上、少しでもお役に立てたら幸いである。