browser icon
You are using an insecure version of your web browser. Please update your browser!
Using an outdated browser makes your computer unsafe. For a safer, faster, more enjoyable user experience, please update your browser today or try a newer browser.

南インドの休日:その1 / デリーを早朝に発つ

         
  • 公開日:2015年7月21日
  • 最終更新日:2022年6月6日

一口に「南インド」と言ってもいささか広いです。
また見どころも寺院だったり聖地だったり絶景だったりといろいろりますが、あくまでも今回は「夏休み」ということで、な~んにも知識がなくても楽しめるリゾート地を巡ることにしました。

南インドケララ州の位置ということで行先はヤシの木生い茂る緑のケララ州! ここなら南国リゾート気分満点です。
また旅程はデリー起点のとてもタイトなもののため、飛行機嫌いの私もさすがに今回ばかりはインド国内線を利用することにいたしました。

まずはデリーからコーチン(コチ)に飛ぶのですが、選んだフライトは格安航空会社の中でも比較的評判の良いインディゴ航空の早朝発便。なんと6時20分発と超早いのです。

私が飛行機嫌いなのは高所恐怖症であるということが一番の理由なのですが、飛行機に乗るには出発の何時間か前に空港に行かなければならないということもその理由のひとつです。さらに空港は駅と違ってたいてい町はずれにあるため、そこまで行くのも面倒くさいというのもあります。
今回も3時半に起き、4時15分にはあらかじめ頼んでおいたタクシーに乗らなければならないのでした。

タクシーは相乗りで、カトマンドゥに向かうという女性がすでに助手席に乗っていました。デリー空港へ向かうタクシー日本のみなさんからしたら、デリーからカトマンドゥへ行くのもコーチンへ行くのも似たようなものに思えるかもしれませんが、カトマンドゥはネパールということで外国なのです。従って助手席の彼女は国際線、私は国内線ということになるのです。でもこの時タクシーは、ありがたいことに先に国内線ターミナルに行ってくれました。

私はインドの国内線を利用するのはこれが二度目なのですが、前回は旅行社に勤める友人が同行ということで、その手続きをすべてやってくれたのです。なので正直言ってチェックインのやり方がよくわからないのです。また自慢じゃないですが、日本の国内線も自力で乗ったのは今までに一往復くらいなので少々不安なのであります。

国内線と国際線のチェックインカウンターの最大の違いは、搭乗する便の専用カウンターがないことです。(あるところもあるようですが、少なくともデリーの空港にはありませんでした)同じカウンターでいろいろな行先の乗客をさばくので、はたして荷物がちゃんと指定便に載るのかも不安です。なにしろここはインドなのですから。
デリー空港国内線カウンターそんな一抹の不安を抱えながらインディゴ航空のEカウンターの長い列に並ぶこと15分、カウンターのおねえさんはてきぱきと手続きを進めてくれ、「今なら追加料金で足元の広い席に移れますが」という案内もしてくれたのですが、私はその追加の金額も聞かず断ってしまいました。

とにかく無事チェックインが済み、あとは飛行機に乗るだけなのでどんどん搭乗ゲートの近くまで行ってしまうことにしました。
ちなみにデリーの国内線空港は何年か前にリニューアルオープンしたので、空港内にはそこそこお店もあり、なにも私みたいにあわてて殺風景な搭乗ゲートに行く必要はないのです。
デリー空港国内線搭乗ゲート
たいして椅子もない搭乗ゲートでかなりの時間待たされ(まあ自分で勝手に早々と行ったのですけど)、ようやく搭乗を知らせる案内がありました。

インディゴ航空はボーディングブリッジではなく、専用のバスで飛行機まで移動してタラップで乗り込むというものでした。
インディゴ航空のバスバスはインディゴ航空のカラーである紺色に塗られ、横っ腹にでかでかと「IndiGo」の文字が書かれています。これなら不慣れな私でもまず乗り間違えたりなんかしないでしょう。

早朝発の飛行機であるにもかかわらず、機内は満席でした。さすが経済発展著しいインドです。インディゴ航空の機内で、国内線の飛行機の座席というのは国際線に比べてかなり狭いのです。すぐ鼻先に前のシートの背もたれがあるような感じで息が詰まります。
私は高所恐怖症もさることながら閉所恐怖症の毛もあるので、これにはいささか参りました。寝不足のだるさと狭い座席の圧迫感、さらには3列シートの真ん中でもあったため「この場から逃れられない」という恐怖感から、早くも額から冷や汗が噴き出て来て、今さらながらカウンターのおねえさんの「広いシートに移れます」という提案を断ってしまったことを悔やむ私なのでありました。次のページへ行く目次へ行く