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インド:みんなで乗ればエコなのだ・インドの小型乗合自動車

         
  • 公開日:2009年5月11日
  • 最終更新日:2022年7月7日

今までにもいろいろインドの乗り物をご紹介して参りましたが、これはラジャスタン州ビカネールで見かけた小型の乗合自動車です。ちょっと見た感じは軽自動車かテーマパークなどに走っている電気自動車みたいに見えますが、実はこいつは三輪自動車なのです。前の車輪がひとつなのですよ、ええ、中央に一つです、そうでないと倒れちゃいますから。

で、インドで三輪と言えばオートリキシャを思い浮かべますが、今回ご紹介しているこいつとの一番の違いはハンドルの位置です。
オートリキシャはバイクのハンドルのようなものが中央にあって前輪と直結した構造になっている(まあつまりバイクに覆いを付けたといった感じですね)のですが、この写真のものは普通の自動車と同じ丸いハンドルが右側(つまり日本の車と同じ)に付いておりまして、オートリキシャより構造がフクザツになっております。

ではハンドルが右側(左側でもいいんですけど)に付いている利点はなにかと言えば、運転手の横にも人が乗れるということですね、ふつーに考えれば。

しかし、実はインドではそんな「ふつー」は通用しないのです。

だって中央にハンドルのあるオートリキシャだって、運転手の横に人を乗せたりするのです、しかも両側に・・・

さて、話しを今回の小型乗合自動車に戻しますが、こいつは運転席の後ろに向かい合わせの形でベンチシートがふたつ付いています。
でもって日本式「ふつー」で考えればそこには4~6人が座るということになります。

しかし、ここでもそんな日本式安全安心乗車定員の常識など通用せず、体をハスに構えて座り乗れるだけ乗る、脚元の空間も利用してかがんだ状態で乗る、そのために向かい合わせの椅子配置になってんだろ、えっ!ってな感じで10人くらいは「ふつー」に乗ってしまうのであります。

ということで、インドの乗合自動車はみんなで乗ってエコノミー&エコロジー、地球温暖化を食い止めつつ車内は極限にまで温暖化するのであります。

木彫りのガネーシャ