インドの夏は連日４０度を越す猛烈な暑さと、乾ききった風とが体中の水分を奪い去ります。
そんな環境の下、一日汗みずくになって働き、ようやく帰り着いた部屋で飲む冷えたビールのうまさ！
これはもう筆舌に尽くしがたく、ん～、なんて言ったらいいのかなあ～
あーそうだ、耳の中が突然猛烈にかゆくなり、耳かき探して家中引っ掻き回し、ようやく見つけた木曽馬籠のお土産の竹製耳かきで耳の穴をグリグリできたときのあの爽快感！
そんな感じです。
この写真のビールは、おそらくインドで一番売れているのではないかと思われる「キングフィッシャー」というビールです。
もちろんインドにもビールの銘柄はいろいろあるのですが、私の口にはこれが一番合い、いつも愛飲しています。 これは大ビンで、容量は650ml、価格は酒屋店頭渡しで30ルピー（約80円）です。
しかしレストランなどでの値段は、120ルピー～200ルピーしてしまいます。（店によっては午後の何時間かを「ハッピーアワー」として、80ルピーくらいで飲ませるところもあります）
で、私はいつもこの大ビンを３本飲むことにしています。もちろん酒屋で買ったものを冷蔵庫で冷やしておくわけです。ええ、レストランで飲んでたらすぐに破産してしまいますので。
一本目はあっと言う間に飲み終えます。それこそ「一気！」です。
二本目は少し味わいながら飲みます。 そして三本目でようやくゆったりとした気持ちで飲むことができます。
そんな私の大好きなビール「キングフィッシャー」なのですが、先日日本のインド料理店で注文したら、ビンのラベルに「発泡酒」と書いてあり、なんだか少しがっかりしてしまったのでありました。
