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第64回:カッチ・ツアー / チェックポイントと昼食

         
  • 公開日:2014年6月3日
  • 最終更新日:2022年6月20日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。

2013年11月21日(木)ブジ 晴

チェックポイントで登録
Rs.100/人

沿道の食堂で昼食
カレーの小鉢とパラータ(4枚くらい)、ベジプラーオを全員でシェアして一人Rs.70

隣のチャイ屋でチャイ
4杯でRs.20

〔以下メモに解説を加えて〕

2013年11月21日(木)ブジ 晴

チェックポイントで登録
Rs.100/人

ニローナ村での伝統工芸見学とお土産販売攻めを無事に終え、一行はカッチ地方のさらに奥へと進む。メモではいきなりチェックポイントの記述になってしまっているが、ニローナ村からチェックポイントまではまだ30kmほどあるのでそう簡単には着かないのである。

なので沿道で車を停めてもらい、水牛の集団水浴び(入浴?)を見たり、飼い主がいるんだかいないんだかわからないようなラクダの一団を見たり、入境許可申請に必要なパスポートとビザのコピーを持っていない人のためにコピー機のある店に寄ったりしながら、一時間ほどかけてようやくチェックポイントに到着したのであった。

カッチ地方はインドの西端でパキスタンと国境を接する辺境地であることから、その地域に入るには当局への登録が必要となる。まあわれわれは善良なる旅行者なので特に問題はないはずなのだが、それでも何か訳のわからぬ理由でいきなり「許可できない!」とならないとも限らないのがインドなので、ガイド氏も係官に必要以上に愛想よく接しているように見える。なのでわれわれもただぼぉーと突っ立っているだけでなく、つとめて品行方正そうに振る舞い、日本人の得意なあいまいな微笑みなど浮かべながら申請の成り行きを見守り、無事登録申請が済み許可証の発行と相成った。
ちなみに許可証は全員分が一緒になっていて、後ほど写真だけでも撮らせてもらおうと思っていたのだが、その機会を得られぬまま返却されてしまった。

沿道の食堂で昼食

食堂と言っても開けっ放しの小さな建物の中にテーブルと椅子があるだけで、食事を作るのはその前に置かれた屋台である。
カレーの小鉢とパラータ(4枚くらい)、ベジプラーオを全員でシェアして一人Rs.70

こういうところでは好きなものを注文するというほどメニューもないので、ガイド氏と店にお任せである。
「プラーオ」というのは炒め飯のこと。つまりベジプラーオは野菜チャーハンなのである。(この写真のものはパラータです)もう一品ガイド氏が頼んだのがこれ、チリペッパーの揚げたやつである。これはみんな「辛いのは苦手」と言ってほとんど手が出ず、ガイド氏が一人でバリバリ食べていた。
ちなみに私は辛いのは大丈夫だが、ガイド氏の「全然辛くないよ。ピーマンみたいな味だよ」と言うのを聞いて食べるのをやめた。そう、私はピーマンが苦手なのである。

隣のチャイ屋でチャイ

どう見ても児童労働でしょ、というような状態の店だったが、3人ほどの少年がいっぱし顔で働くその姿には悲惨なイメージは微塵もない。
4杯でRs.20

少年たちはみな丈の長いカミーズを着ていた。その姿を見ながらチャイを飲んでいると、はるか昔に行ったパキスタンのことが思い出されて仕方なかった。
ここから真っ直ぐ数十キロ行くと、そこはもうパキスタンなのである。

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