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インド:はたして腕も研ぎ澄まされているのか・包丁研ぎ師

         
  • 公開日:2008年10月29日
  • 最終更新日:2022年7月6日

前回の風車売りに引き続きまして、商売道具背負いシリーズです。

さて、今回ご紹介するのはこの人なのですが、いったい何を背負っているのかと申しますと、これはグラインダー(回転砥石の装置)なのです。じゃあこの人はグラインダー売りなのか?といえばそうではなく、このグラインダーを背負っては住宅街を巡り、家庭の切れ味の悪くなった包丁を研ぐという商売をしているのです。

商売道具であるグラインダーの構造はごく簡単で、明らかに自転車のものと思われる車輪を回すと、上にある円形砥石にベルトで動力が伝わり高速でぐんぐん回り出すという仕組みになっています。でもってその砥石で包丁の刃をしゃりしゃりじゃーじゃー研ぐといったあんばいなわけです。

またこの人は包丁を研ぐだけではなく新しい包丁なんかも持ち歩き(グラインダーの上部にたくさん刺してあります)、そいつも売りさばいたりするのであります。

こうした包丁研ぎは日本でもまだありますが、こんな風に何本もの包丁を背中に携えて街を歩いたりしたら、今の日本じゃきっと瞬く間に警察に通報されてしまうことでしょうねえ。

刃物は便利な反面凶器にもなるわけで、まさしく「もろ刃のヤイバ」なのであります。

ご使用は用法を正しく守って安全第一で行きましょう!

インド先住民族の工芸品ドクラ