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第9回:アーマダバード / 再び写真配り

         
  • 公開日:2014年2月18日
  • 最終更新日:2022年6月16日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。

2013年11月12日(火) 晴 アーマダバード 33℃くらい

リキシャにティーン・ダルワーザ―まで送ってもらい、料金を確認するとRs.475だった。
Rs.500払い、釣りはいいと言うと、とても喜んでいた。

いつもの(今回は2度目だが)串焼屋でマトンバーガーを2個ずつ食べる。 Rs.80

3年前に撮った写真をなんとか配ろうと、まず初めに雑貨屋の写真が串焼屋のすぐ後ろの店ではないかと当たりを付け聞いてみると、店は同じだが経営が替わっていて、写真の人たちは国に帰ったとのこと。
写真はその店の人にもらってもらった。

次は彫金屋探し。
しばらく自力で探すも見つからず、金細工を扱う店で聞き込む。
すると店のおっさんはその人を知っていて、名前とおおよその場所を教えてくれた。

教えられた道をうろうろし、ようやく見つける。
メガネをかけていたのでわからなかった。
写真を喜んでくれた。

ネジ屋を探してうろつく。
少し奥まった所でうろうろしていると、道端にいた男が「二日もこんなところで何をしている」といぶかしげに聞いて来た。
写真を見せ「この人を探している」と答えると、「ティーン・ダールワーザーの近くだ」と教えてくれた。

しかしもう一度人に尋ねると「この道を入ったところだ」と言われ、横道にそれた。
確かに写真を撮った場所のように思われ、少しワクワクしながら歩くもまったく見つからず、もう一度その辺の店で尋ねると、やはりティーン・ダルワーザーの近くだと言う。

行ってみると確かにあった。
昨日から何度もこの前を歩いていたはずなのに、まったくわからなかったのはなぜだろう?

しかし店におっさんはおらず、店の前に出ていた露店のあんちゃんが代わりに受け取ってくれた。

クッキーとポテトチップスを買う。
チップス @Rs.5x3
オレオ Rs.10
チョコクッキー Rs.30 合計Rs.55
となりの店で水 @Rs.10x2=Rs.20
ホテル前の屋台でバナナ @Rs.5x4本=Rs.20

ホテルのフロントで、もう一泊延ばしたいと伝える。
デポジットなしでOK!!
信用されたのだろう。部屋もきれいに使っているし、特にうるさくもしないし。

部屋は掃除がしてあり、タオルも替わっていた。
とても気持ちがいい。

ルームサービス
チーズサンド Rs.40
ベジサンド Rs.30
マサラオムレツ Rs.40
コーラ Rs.22
紅茶(チャイ) Rs.20 合計Rs.152

〔以下メモに解説を加えて〕


2013年11月12日(火) 晴 アーマダバード 33℃くらい

リキシャにティーン・ダルワーザ―まで送ってもらい、料金を確認するとRs.475だった。
Rs.500払い、釣りはいいと言うと、とても喜んでいた。

「釣りはいらねえぜ」と気取るほどの金額ではないかもしれないが、ドライバーはよほど嬉しかったらしく、飛びっきりの笑顔を返してくれた。
笑顔はタダという店で見る笑顔より、この25ルピーの笑顔の方が何倍も輝いて見え、こちらこそお礼を言いたいほどであった。
いつもの(今回は2度目だが)串焼屋でマトンバーガーを2個ずつ食べる。 Rs.80

昨日は3年前の写真で大騒ぎになったが、今日はまたいつも通りの落ち着いた対応でなかなか居心地が良かった。
3年前に撮った写真をなんとか配ろうと、まず初めに雑貨屋の写真が串焼屋のすぐ後ろの店ではないかと当たりを付け聞いてみると、店は同じだが経営が替わっていて、写真の人たちは国に帰ったとのこと。
写真はその店の人にもらってもらった。

自分が写っていない写真をもらっても困るかもしれないが、店が写っているということで引き取ってもらった。

次は彫金屋探し。
しばらく自力で探すも見つからず、金細工を扱う店で聞き込む。
すると店のおっさんはその人を知っていて、名前とおおよその場所を教えてくれた。

探すこと自体を面白がってやっている面もあるのだが、もう二日目なのでそろそろなんとかしなければならない。
そこで彫金師と関連が深いであろう金細工屋に飛び込み、彫金師の写った写真を見せるとすぐに名前と住所が割り出せた。なかなかの名探偵ぶりである。
教えられた道をうろうろし、ようやく見つける。
メガネをかけていたのでわからなかった。
写真を喜んでくれた。

彫金師のおっさんはメガネを掛けるようになっていて、3年前とはちょっと印象が違っていたが、写真を渡すとしみじみと見入ってくれ、こちらも嬉しくなってしまった。
ネジ屋を探してうろつく。
少し奥まった所でうろうろしていると、道端にいた男が「二日もこんなところで何をしている」といぶかしげに聞いて来た。
写真を見せ「この人を探している」と答えると、「ティーン・ダールワーザーの近くだ」と教えてくれた。

知らず知らず住居エリアに踏み込んでいたようで、しかもそれが二日連続となると不審に思われても仕方ないだろう。どこかの砂漠の民などは、見知らぬ人の訪問は一度目より二度目の方を警戒するという。つまり「二度来る」にはそれなりの目的(たとえば略奪など)があると見なされるというのである。
私の目的はもちろん略奪ではなかったし、幸いにもそれを相手が理解しやすい形で示すことができたので事なきを得たが、あまり興味本位で居住エリアを何度もうろつくのは危険な行為なのかもしれない。
しかしもう一度人に尋ねると「この道を入ったところだ」と言われ、横道にそれた。
確かに写真を撮った場所のように思われ、少しワクワクしながら歩くもまったく見つからず、もう一度その辺の店で尋ねると、やはりティーン・ダルワーザーの近くだと言う。

ティーン・ダルワーザーというのは旧市街のランドマーク的な古い石の門で、その周辺はバザールのメインストリートとなっていて、どうも自分の記憶の中のネジ屋がある場所とは程遠いイメージなのである。
そこでもう一度別の人に写真を見せ尋ねたところ、もっと狭い道を指差して「この奥だ」と言う。そしてその道が自分の記憶のものとよく似ていたので、確信を持って入って行ったのだが見つからなかった。
結局またまた別の人に尋ね、やはりティーン・ダルワーザーの近くであるということがわかった。
行ってみると確かにあった。
昨日から何度もこの前を歩いていたはずなのに、まったくわからなかったのはなぜだろう?

バザールのメインストリートは、両側に整然と店舗が並んでいるだけでなく、その店舗の前に露店が二重に出ているので、確かにごちゃごちゃしていてどこにどの店があるのかよくわからなかったりする。
しかしそれにしてもとても特徴のある看板を出している店で、しかもこの前を昨日から何度も歩いたというのに、気が付かなかったというのが本当に不思議だった。
しかし店におっさんはおらず、店の前に出ていた露店のあんちゃんが代わりに受け取ってくれた。

店の中を覗きこんでいると後ろから声が掛かった。
応対してくれたのはネジ屋のすぐ前に、プラスチック製品を並べた屋台を出しているあんちゃんだった。どうやら店主不在の時はそのあんちゃんがネジ屋の店番もするらしい。
屋台同士ではたまにそういう光景を見かけるが、ちゃんとした店舗と屋台でも助け合うことがあるのだということを初めて知った。
写真に撮ったネジ屋のおっさんがいないのは残念だったが、そのあんちゃんに写真を託せば確実に渡してくれそうだったので、お願いすることにした。

クッキーとポテトチップスを買う。
チップス @Rs.5x3
オレオ Rs.10
チョコクッキー Rs.30 合計Rs.55
となりの店で水 @Rs.10x2=Rs.20
ホテル前の屋台でバナナ @Rs.5x4本=Rs.20

スナック菓子とバナナは朝食やちょっと小腹が空いた時に重宝するので、なるべくいつも手元に置いておくようにしている。

ホテルのフロントで、もう一泊延ばしたいと伝える。
デポジットなしでOK!!
信用されたのだろう。部屋もきれいに使っているし、特にうるさくもしないし。

Y棒の風邪の具合があまりよくないので、バス移動を一日延ばすことにした。
このホテルは泊まる際に部屋代をしっかり前金で払わされたが、延泊についてはあっさり「いらない」と言われ、ちょっと嬉しかった。

日本人からすると、ホテルの部屋をきれいに使うのは当たり前と思うだろうが、「なんでこれほどまでに・・・」と思うほどきたなくなった部屋を、すでにチェックアウトして開け放たれたドア越しに見たことが何度もある。

部屋は掃除がしてあり、タオルも替わっていた。
とても気持ちがいい。

連泊でも部屋の掃除やアメニティーグッズの交換をすることは、これまた当たり前じゃないかと思うかもしれないが、インドの安めのホテルではこちらから言わなければやってくれない事も多く、また言っても忘れられること多々ある。

ルームサービス
チーズサンド Rs.40
ベジサンド Rs.30
マサラオムレツ Rs.40
コーラ Rs.22
紅茶(チャイ) Rs.20 合計Rs.152

昨夜に引き続き朝食の様な晩餐となった。
ベッドの上にビニールシートを広げ、ピクニック気分で食べるのもこれまた同じである。

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インドの伝統工芸細密画