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アーマダバードで写真を配る・その2:2013年グジャラートの旅:エピソード編・第6回

         
  • 公開日:2014年1月16日
  • 最終更新日:2022年6月15日

マトンバーガーをタダで食べ損ねた私は、その足で果物屋に行くことにした。

その果物屋はカチュマルと言い、ジャマー・マスジッドの南側のマーケットにあるのでわかりやすいのだ。
インド、アーマダバードの人々それにカチュマルに行くのはこれで三度目で、実は2001年に初めてアーマダバードを訪れた際、カチュマルのおっさんたちと一緒に写真を撮り、帰国後郵送してあげたこともあるのだ。
しかし三年前に再訪した時、写真のお礼などは一切なく、私もあまりしつこく聞かなかったので、はたしてあの写真がちゃんと手元に届いたのかどうかすらよくわからないのであった。

そんな経験も踏まえ、以後私は「写真は手渡しで」を心がけ、そして「目の前で喜んでもらう」ことを期待し、さらには「タダでマトンバーガーを」・・・
とにかく手間はかかるがなるべく確実な方法であげたいと思っているのである。

さすがに三度目ということもあって、カチュマルのおっさんはなんとなく私のことを覚えていたらしい。近寄って行くと嬉しそうに頷いていた。しかしそれだけに写真を渡してもごく当然といった風で、あのマトンバーガー屋ほどの喜びを感じられなかった。
これじゃあおそらく果物をタダでくれるということもないであろう。

はたして私の選んだ果物の代金はしっかり取られた。
しかもそれほど欲しくもない洋梨とグァバも勧められるがままに買ってしまった。
まったくインド人は商売上手である。そして今回もまたまたおっさんたちと一緒に写真を撮ったのだが、おっさんは「2、3年後にはもらえるかな」などと言うのであった。
くそ、5年くらい間をおいてやる。

今回私は全部で6軒分の写真を持参した。
無くなってしまったホテルはもうどうにもならないので、一応これで半分が終了したことになる。

しかしあとの3軒の店の位置がなかなか特定できない。
頭の中ではその店の映像とそこまでの道順までしっかり覚えているつもりなのだが、記憶の中の景色と実際の景色が一致しないのである。
確かこの辺りと思った道を何度も行ったり来たりするのだが、ちっとも見つからない。結局初日は疲れ果ててしまい、翌日もう一度チャレンジすることにしたのであった。

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インドの南京錠