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気圧の変化を認識して空の旅を楽しむ:インドへの機内風景

         
  • 公開日:2013年12月13日
  • 最終更新日:2022年7月25日

実に久しぶりにエア・インディアを利用した。

なにしろ直近の2回の渡印は日本航空利用だったので、おそらくエア・インディアに乗るのはかれこれ6~7年ぶりになるのかもしれない。

その頃のエア・インディアの日本線はボーイング747-COMBIと呼ばれる貨客混在機であり、しかもかなりぼろっちくてしょっちゅう遅延が出ていた。実際私も2度ほど大幅な遅れにより一泊の足止めをくらったことがある。

しかし今回はボーイング777、通称トリプルセブンで、パチンコファンなら狂喜乱舞で卒倒しそうな名称の機体だった。さて、飛行機は高空を飛ぶ。だったら「航空機」じゃなくて「高空機」の方がいいのではないかと思うがそれはどうでもよく、高空は気圧が低くそのため(なのかな?)機内の気圧も地上より低い。

するとどういう現象が起こるかと言うと、地上でパッキングされたお菓子の袋などがパンパンになる。
ほら、機内で配られたピーナッツの袋もこの通り。今にも中身が飛び出してしまいそうなほどふくれている。おまけに画面の中の人の顔もぱんぱんにふくらんでいる。いえ、こいつは緊急時の対応を紹介するビデオ映像で、救命胴衣の空気が足りなかった時に口でふくらませるやり方の模範演技なのである。
でもそんな映像をわざわざCGで作って、しかもその顔があまりにもおもしろかったので写真に撮ったのである。

また気圧が低いとアルコールに酔いやすいという。
私はあまりその実感はないのだが、ビールはせいぜい4本くらいにしておいた方がいいかもしれない。それから気圧が低いので、ビールの缶を開ける時に中身がブシュッ!と吹きこぼれやすくなるので注意が必要である。

ほら、言わんこっちゃない!
盛大に中身を噴出させながら足早に通路を行く人がいる。まったく優勝パーティーのビールかけじゃないんだから。

と思ったら、こいつはエアインディア恒例の機内消毒なのであった。
エアゾールによる噴霧によって、日本の生活ですっかり身に染みついた罪とが憂いを取り去りたもうのである。

とまあ、とにかく機内では気圧の変化でなんでもパンパン状態になりやすく、また狭いエコノミークラスでは身動きが取れず、足もパンパンにむくみがちになるので、その点もよく注意して空の旅を楽しむべきなのである。

ちなみになんでもパンパン状態の中、エアインディアの機内だけはガラガラ状態であった。これなら3席独り占めで、エコノミー症候群も解消である。

ありがとう!エアインディア!