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インド:大スターであろうと獲ってはいけないのです・アンティロープ

         
  • 公開日:2008年5月14日
  • 最終更新日:2022年7月4日

ここはインド、ラジャスタン州のガジネール。タール砂漠のど真ん中だというのに水を満々とたたえた湖があり、いわゆる「オアシス」です。

元々この辺りはマハラジャの狩猟場だったのですが、時代の流れと申しましょうか、今では180度の転換を見せ、野生動物を保護するサンクチュアリになっています。

では、ここではどんな動物が見られるかといえば、カモを始めとした水鳥や孔雀、インコなどの鳥類が一番多いのですが、運がいいとシカなどの大型哺乳類も見ることができます。

ということで、私は運がよかったのかこの写真のような動物を見ることができました。(なんせ距離が離れてましたのであまりよく写っておりませんが)中央に写っている黒っぽいのはアンティーロープというシカの仲間です。ガゼルと言った方がわかりやすいかもしれません。真っ直ぐな長い二本の角が特徴的なのですが、この写真でお分かりになるでしょうか。

このアンティロープは絶滅の危機に瀕している動物ということで、当然手厚く保護されているのでありますが、何年か前にボリウッド(インド映画)の大スター、サルマン・カーンが撃ってしまったというニュースがありました。まあボリウッドスターといえば現代のマハラジャみたいなもので、お金も権力も結構あるのかもしれませんが、やっぱり絶滅危惧種を獲ったりなんかしちゃいけないでしょう。

サルマンはその後の裁判で有罪判決を言い渡されましたが、シカと反省して頂きたいと切に願う次第であります。

インドのショール