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インド:大きな象神を支える小さな生き物・干支にちなんで

         
  • 公開日:2008年1月7日
  • 最終更新日:2022年6月30日

新年明けましておめでとうございます。

さて、今年はねずみ年ということですので、何か干支にちなんだものをと思っておりましたが、ネズミだらけのお寺「カルニ・マーター寺院」の話はビカネールの旅のときに書いてしまいましたので使えません。あー、取っときゃよかった。

そこで今回はヒンドゥー教の神様のひとりガネーシャなのです。
まあガネーシャと言えば象頭神でありますので干支とは関係ないのですが、実はガネーシャの乗り物がネズミなのです。

インド・ヒンドゥー教の神様ガネーシャはい、この絵にもちゃあ~んとネズミが描かれております。

この絵のネズミはかなり大きく描かれておりますが、もっとさりげなくガネーシャの脇にちょこんと座る姿などで描かれることもあり、ネズミはガネーシャとは切っても切れない間柄なのであります。

ヒンドゥー教の神話によりますと、もともとこのネズミは悪い魔人であったものが、ガネーシャとの戦いに敗れて家来になったということで、そこら辺にいた普通のネズミを捕まえてきて乗り物にしたのではないのです。

それにしても大きな動物である象の神様が、小さなネズミに乗る姿は実にユニークですし、よくまあそんな発想が生まれたもんだと感心してしまいます。

ということで今年はねずみ年、小さな体に秘めたパワーでガネーシャを運ぶこのネズミのように、私も精一杯ちょこまかと動き回りたいと思う次第なのであります。

インド先住民族の工芸品ドクラ