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インド:珍しいからこそ価値があるのです・インドのオウム

         
  • 公開日:2007年12月19日
  • 最終更新日:2022年6月30日

これはインドではごくごく普通に見られる鳥です。オウムの一種だと思うのですが、もしかしたらインコかもしれません。
でも私はオウムとインコの違いというものがよくわからないのです。ついでにアワビとトコブシの違いもよくわかりませんし、おにぎりとおむすびの違いなんかもよくわかりません。

とにかくまあこの緑のきれいな鳥は、インドではそこらじゅうにいるので、最初見たときは「おお!きれいな鳥がいる!」と感動するのですが、何度も見かけるうちに「おっ、またいた」「ん、またか」となり、しまいには「はぁ~、またいるよ・・・」とため息混じりに気だるく反応する程度にまで人気が落ち込むのです。
まあなんでも珍しいうちが花なのです。

で、そんなふつーの鳥なのですが、インドではこいつをカゴに入れて売っていたりするからフシギなのです。
だってこの鳥、日本で言えばスズメ程度の珍しさの鳥だと思うのですよ。そりゃあ緑色できれいですけど、窓を開ければそこら辺の木にとまっていたりするんですよ。
そいつをわざわざお金を出して買って来て、手間とエサ代までかけて飼おうなんていう酔狂な人はいない・・・

あっ、

もしかしたら飼うために売ってるんじゃないのか?

う~ん・・・この色を見るとあまりおいしそうには思えないのですけどねえ・・・

って、インドでは功徳のひとつとして、こうした「カゴの鳥」を放してやるという習慣がありますので、そのために売っている場合もあるわけです。

またその一方で「残さず食べる」というのもひとつの供養になったりもしますので、結局カゴの鳥の運命は買った人の手に委ねられるのであります。

*追記:その後テレビ(日本の)でこの鳥は「ワカケホンセイインコ」という名前なのだと知りました。さらにそのテレビで、ペットとして飼われていたものが野生化し、なんと日本にも居ると知りました。

インドのショール