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インド:最南端の女神はお怒りあそばされていた・インド亜大陸最南端の海

         
  • 公開日:2007年12月14日
  • 最終更新日:2022年6月30日

インド亜大陸最南端のカニャークマリは、ヒンドゥー教徒にとっては特別な地のひとつです。
ヒンドゥー教の女神パールヴァーティーの化身デーヴィー・カニヤーを祀ってあるの聖地なのです。

で、この写真がそのインド亜大陸最南端の海(と言うか、正確には「最南端」は地面の方なのですが)です。そしてこの写真はほぼ真南に向かって撮ったものですので、この正面はインド洋ということになるのです。ここでわざわざ「正面」と言ったのは、このインド亜大陸最南端の岬で海が三つに分かれているからです。ほら、良く見ると海に点線が見えます・・・なぁ~んてこたあありませんが、とにかくここで正面がインド洋、右側がアラビア海、そして左側がベンガル湾とゆー具合になっているのです。つまりここで三つの海が出会っているのです。

さて、ここはあくまでも聖地ですので、あまり気軽な物見遊山でこの地を訪れてはいけません。なにしろヒンドゥー教徒のインド人たちは、ここに巡礼の為訪れ、そしてこの海で沐浴をしたりするのです。ああ、ありがたやありがたや。

しかし実際にここを訪れているインド人たちを見ると、結構きゃあきゃあ言いながら波打ち際で波と戯れていたり、お土産屋を嬉しそうに冷やかして歩いたりととても楽しそうで、彼らの方がよっぽど物見遊山に見えます。
確かにみなさん聖地巡礼という大義名分はあるのでしょうが、そこはやはり人間ですから、巡礼とはいえ旅行自体が嬉しいわけですよ。昔の日本のお伊勢参りや金比羅参りみたいなものなのでしょう。

そんなわけで私もちょいっと失礼して短パンで海に入ってみたのですが、なんだか海は荒れ模様で、あっという間にパンツまでびしょ濡れになってしまいました。

少々ご機嫌ナナメの女神様は、さすがに異教徒の戯れをお許しにはならなかったようです。

ここはあくまでもヒンドゥー教の聖地、カニャークマリなのであります。

くれぐれも礼儀をわきまえた行動をとるようにしたいものです。(反省)

真鍮製のアンティーク弁当箱