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インド:使えるものは何でも使う・インドの洗濯屋

         
  • 公開日:2007年12月4日
  • 最終更新日:2022年6月27日

ここはインドのとある大通り。
緑のカゴのようなものは、中央分離帯に植えられた植物を牛の食欲から守る防護柵です。こうしておかないと牛がみんなむしゃむしゃ食べちゃうわけですね。

さて、そんな防護柵になにやら布がひっかかっておりますが、いったいこれは何でしょう?実はこれ、洗濯物なのであります。
つまり洗ったシャツやズボンをここにひっかけて干しているわけです。

これは主に「ドビー」と呼ばれる職業洗濯屋の仕業でありまして、道路わきの長い柵にずらぁ~とシーツやタオルなどを干している光景も良く見かけます。

しかしあくまでもここは公共の道路でありますし、だいいちたくさんの車やバイク、馬車やラクダ車、自転車に荷車などが行き交いますので、その排気ガスや砂埃、はたまた動物たちが撒き散らす糞尿の飛沫などでかなり空気が汚い場所なのです。なのでそんなところで干された洗濯物にも、当然そーゆーものが付着するはずなのです。

そんな自分自身も一日インドの街中を走り回ってホテルに帰ると、鼻の穴や耳の穴まで真っ黒になっているのですが、シャワーを浴びてホコリを落とし、ホテルで用意してくれているバスタオルで体をぬぐう時、ふと交通のはげしい通りの柵に干されていたバスタオルなどを思い出し、ちょっと複雑な気持ちになるのであります。

ふぅ~、洗いたてのタオルって、お日様の匂いとオートリキシャの排ガスの匂いとラクダのおしっこの匂いがするんだなあ。

真鍮製のアンティーク弁当箱