browser icon
You are using an insecure version of your web browser. Please update your browser!
Using an outdated browser makes your computer unsafe. For a safer, faster, more enjoyable user experience, please update your browser today or try a newer browser.

その37:ジューナーガール城塞4

         
  • 公開日:2007年6月27日
  • 最終更新日:2022年6月22日

建物内部には昔の武器がいろいろ展示してありまして、さながら博物館のようになっていました。

武器は時代を感じさせる「刃物類」が主なのですが、いやあどれも見るからに痛そうです。
中でも剣道の籠手(こて)みたいに腕にはめる武器は、手の甲にあたる部分から前方に鋭い剣先が延びていて、こんなので「てめえ!このお!」と殴られたらさぞかし痛かろうと思った次第であります。

しかしまあ、ここに展示されている武器の大きいことと言ったらありません。もし本当にこの武器が実用として使われていたとしたら、その戦士はかなりの大男(または大女という可能性もあり)だったことでしょう。かつてプロイセン王国にあったという大男だけの軍隊「巨人軍」(野球チームではありません)のようなものが、ここビカネールにもあったのでしょうか。それとも、ただのコケオドシなのでしょうか。
まあその辺はいつかミステリーハンターの手によってクイズ化され、白日の下にさらされることでありましょう。

と、武器の説明をしながらも、写真はステンドグラス風の装飾がついた窓から臨む庭園です。武器の写真はガイドの説明を聞くのに必死で、まったく、ぜんぜん、ひとつも撮っていなかったのであります。

で、窓つながりでもういっちょ。

またまたおのぼりさんのごとく、あんぐり口をあけて頭上を見上げますれば、そこにはきれいなモザイク模様が施されており、ぽっかりと明いた採光用の窓からは、ほどよく減光された光がやさしく降り注いでいたのであります。こういう太陽光の強い地域では、光をいかにコントロールするかが、建築に際しての大きな課題なのでしょう。特に電気のなかった昔では、なおさらだったのでありましょう。

では、ずんずん先へ進みます。

*すべて2007年3月時点の情報です。

次のページへ行く

目次へ行く目次へ行く

インドの伝統工芸細密画