2016年グジャラート再訪・第39回 / ドワルカの次へ

さて、ドワルカから先のルートであるが、一応ブジを目指すつもりではあるのだが問題は資金である。なにしろ昨夜の時点で「法定通貨」は2,190ルピー(約3,500円)しか持っていないのである。

あとはホテルの支払いに500ルピー札が使えるかどうかなのだが、これはなんの問題もなく使えた。まさかあの大ニュースを従業員が知らないはずもないので、おそらくオーナーからまだ高額紙幣受取拒否の指示が出ていないのだろう。
1800ルピーの部屋代に500ルピー札を4枚出すと、従業員はあちこちから苦労してかき集めた10ルピー札と20ルピー札でお釣りを渡してくれたのだが、数えてみると190ルピーしかなかった。
しかしここはお釣りがもらえただけでもありがたいと思うことにして、その札束をポケットにねじ込むと早々にホテルをあとにした。

インド、グジャラート州ドワルカのホテルGOMTI

あちこちでこうした水槽を見るが、泳いでいる魚は地味なものが多い。

ということで、手持ちの「法定通貨」は合計2,380ルピー(約3,800円)となった。
また現時点ではまだ500ルピー札が使えそうな雰囲気でもあるので、予定通りブジを目指して進むことにする。

実はドワルカとブジは直線距離では140kmほどしかない。

空が飛べたらあっという間に行ける距離なのだ。

しかしその間にはカッチ湾があり、陸路ではこれを迂回する400km以上の道のりとなる。

そこでドワルカ近くのオカ(OKHA)から対岸のマンドービー(MANDVI)を結ぶフェリーが2015年秋に就航した。

インド、グジャラート州オカとマンドービーを結ぶフェリー

これが使えると遠回りをしなくて済むのだが・・・

ところがその船はシンガポールあたりから買ってきた中古船だったようで、就航間もなくエンジントラブルで休業に入ってしまい、この時点(2016年11月)でもまだ航路の再開には至っていなかった。

ということでまた路線バスでの移動となり、まずはジャムナガル(JAMNAGAR)を目指すことにする。

バスはドワルカに着いたときに下りた道端の反対側辺りで待っていれば乗れるのだが、それでは座れるかどうかわからない。
なのでここは面倒でも一旦バススタンドまで行き、始発のバスに乗るのがいい。

お金をあまり使いたくはないが、バススタンドまでは少々距離があるのでオートリキシャで行くことにした。

インド、グジャラート州ドワルカのオートリキシャ

なかなかきれいなオートリキシャである。

ホテル近くに停まっていたオートリキシャに尋ねると、バススタンドまで50ルピー(約80円)とのこと。
ちょっと高いかなとも思ったが、荷物もあることだし、またこのドライバーとの交渉や他のオートリキシャを探すのに時間を使うのも嫌だったのでそれで行ってもらうことにした。

インド、グジャラート州ドワルカのオートリキシャ

それにしてもすごいミラーの数である。これだけミラーがあればさぞかし全方位の安全が確認できることだろう。

オートリキシャは途中住宅街で停まり、ドライバーの奥さんと思しき女が車内に顔を突っ込むようにしてボールペンをねだったりして少々いらついたが、その後はスムーズに走り、お陰で30分後に出るというジャムナガル行のバスに間に合った。
おそらく歩いて来たらそのバスに乗れなかったと思うので、50ルピーは良い投資だったと言っていいだろう。

インド、グジャラート州ドワルカのオートリキシャ

カスタム仕様のシートは運転手横の乗車でも快適性を保証してくれるだろう。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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シンプルデザインの真鍮製シンギングボウル

2016年グジャラート再訪・第38回 / 聖地ドワルカ、朝の寺院

ドワルカのガートのすぐ後ろには大きなヒンドゥー寺院がある。
寺院の名前は「Dwarkadhish Temple」である。発音は「ドワルカディーシュ」であろうか、でも自信がないので以後ドワルカ寺院と呼ばせていただく。

ガートでご来光を拝んだ信者たちが次に向かうのはこのドワルカ寺院である。
ガートからは両側に土産物屋の並んだ石段を登って行けばそのまま寺院に入ることができる。しかしこちら側は裏門といった位置づけとなる。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

寺院の南側は門前市となっていてにぎやかである。

では正門のある寺院の北側に回り込んでみよう。

すると、おお、さすがにこちらの方が人が多い。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院Dwarkadhish Temple

さすが正門は人の数が違う。

寺院の本堂は高さが50m以上もあるとのことで、近くに寄ると大きすぎてその全貌がよくわからないほどである。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

見上げるばかりの大きな寺院である。

なので寺院の全貌を眺めたい場合は、ガートの反対岸に渡り、そこから眺めるのがいい。
なお、この画像は2013年のもので、時刻は夕方だったので左側から日が当たっている。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

寺院は河の対岸から見るのがいい。

河には対岸に渡る橋が架けられている。
この橋は2016年に開通した(つまりこの時はわりと出来立て)らしいが、いつでも渡れるというわけではなく、通行できる時間が決められておりしかも有料である。
でもこの河は海の潮が引く時間になると歩いても渡れる。(季節や天候にもよるだろうけど)実際3年前は歩いて渡った。
もっとも完全に水がなくなるわけではなく、ひざ下くらいまでは濡れることになるが、その代わりタダで渡れるので文句を言ってはいけない。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

インドの建築業界もずいぶんスピードアップしたものである。3年前は工事の気配すらなかったのにもう立派に完成している。

さて、正門の方に戻るが、門の前には神様に捧げる花輪を売る人がたくさんいる。そしてそれは買う人もたくさんいるということである。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

寺院の入り口には神様に捧げる花輪売りがたくさんいる。

寺院の入場は無料であるが、寺院内は土足禁止となっており履物を脱いで裸足で入らなければならない。
なおドワルカ寺院は開門時間が決められており、月曜から木曜日と土曜日は8時~12時、16時~20時の二回、日曜日は8時~14時の一回、金曜日は休みとなっている。

注:6時~13時、17時~21時30分と書かれている記事もあるので、いろいろな事情(季節や祭典、警戒レベルなど)で開門時刻を変えているのかもしれない。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

寺院内は土足禁止なので、信者たちはその辺に履物を脱いで行く。

この時は開門直前であったので入り口にはたくさんの信者が殺到していたため、私は入るのを遠慮した。
なお寺院内は撮影禁止で、カメラ類の持ち込みもできない。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

やはり朝の礼拝時間が一番込み合うのだろう。

今やインドに限らず世界的に「人の集まるところテロあり」なので、ドワルカ寺院にも機関銃を備えた監視所ができていた。しかし恐ろしい世の中である。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

信者たちは神様と銃口の二重に守られているのだ。

寺院の周りには巡礼者をあてにした土産物屋がたくさんある。
店にはもちろん宗教関係の商品もたくさんあるが、おもちゃなど普通の観光客向けの商品の方が目を惹く。旅行に出ると財布のひもが緩むのは万国共通なのであろう。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

たとえ「巡礼」といっても旅行は楽しいものなのだ。

小さな子供を連れた家族などを見ると、子供がなにか買ってもらえるといいなとつい思ってしまうのである。

インド、ドワルカのヒンドゥー寺院

サルのぬいぐるみもじっと買われるのを待っている。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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木彫りのガネーシャ

2016年グジャラート再訪・第37回 / 聖地ドワルカ、朝のガート

昼間は河で水遊びをしたり泳いだりする人もいて、聖地というより観光地といった感じのドワルカであったが、さすが四大巡礼地に数えられるだけのことはあり、日の出の時刻ともなるとガートには大勢の人たちが集まって来る。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

さすが聖地、朝のガートにはたくさんの人が繰り出して来る。

さあ、いよいよご来光である。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

日の出はどこで見ても清々しいものである。

早起きして出て来た甲斐があったと言いたいところだが、実はもうインド標準時で7時10分なのである。なにしろここはインド最西端の地(領土としてはもっと西もあるし、この界隈でもここが最西端というわけではないけど)なので日の出も遅いのである。

とにかく今日もまた太陽は東から顔を出し、聖職者らしきおっさんは日の出に向かってラッパを吹くのである。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

高らかにラッパが吹き鳴らされる。

そしてまだ肌寒い中、果敢にも河に入って朝日に祈る敬虔な人々がいる。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

朝日に向かって祈る人々。

また河に燈明を流し、静かに祈りを捧げる人々もいる。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

燈明を流す人もたくさんいる。

でもここは河口なので、時折海から押し寄せる波がガートに激しくぶつかったりするので要注意なのだ。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

ここは海がすぐそこなので波も立っていたりする。

ガートには小さな祠があり、そこでも聖職者による祈りが捧げられる。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

ガートにある祠でも祈りが捧げられる。

いったいこの小さな町のどこにこれだけの人が泊まっているのかと不思議に思うほど、本当にたくさんの人たちがガートに出て来ている。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

とにかくすごい人である。

そして牛もなにかおこぼれに預かろうと待ち構えていて、人懐こく近づいて来たり、ガートに供えられたお供え物を食べたりしている。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

人のいるところ牛もまたいるのがインドなのだ。

またガートに続く道にはたくさんのサドゥーやサドゥーもどきが居座り、道行く人たちに施しを求めたりしている。

インド、グジャラート州ドワルカのガート

サドゥーも団体でいるのだ。

とまあ、朝のガートはこの町が一番活気づく時間なのである。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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シンプルデザインの真鍮製シンギングボウル