南インドの休日:その23 / ビーチリゾートの飲酒事情

南インド、ケララ州のリゾート地コヴァラム・ビーチには、シーズンともなると多くの外国人観光客が訪れる。南インド、ケララ州、コヴァラムビーチ,ビーチリゾートのレストランにおける飲酒事情特にライトハウス・ビーチと呼ばれるエリアは、緩やかに湾曲する白い砂浜に沿って歩道が設けられ、びっしりと小さな店が軒を並べている。南インド、ケララ州、コヴァラムビーチ,ビーチリゾートのレストランにおける飲酒事情観光客相手の商売なのでお土産屋の類も多いのだが、海辺であるのでシーフードを食べさせるレストランもたくさんある。南インド、ケララ州、コヴァラムビーチ,ビーチリゾートのレストランにおける飲酒事情ところがそんなビーチリゾートを抱えるケララ州にも、禁酒法の魔の手が忍び寄っている。実にけしからんことである。
何度も言わせてもらうが、酒乱を憎んで酒を憎まず! なのだ。

しかしまあ実際問題として、お酒の提供を完全になくしてしまうということは、観光産業に少なからぬ損失をもたらすのではないだろうか。

そんなこの地の観光産業に携わる人々の生活が気にかかり、私はコヴァラム・ビーチに到着するやいなや実地調査に赴いた。

特にこの日は日曜日で州を挙げてのドライデーである。はたしてどのようなことになるのだろうかと思っていたら、ホテルを出るとすぐに店の呼び込みのあんちゃんが「シーフードのランチはどう?」と声をかけて来た。
そこで私は「あれがなきゃなあ・・・」と、暗にアルコールの提供を求めてみた。ちなみにこういう時は右手の親指を立て、残りの指を軽く結ぶといういわゆる「グー!」の形を作り、親指の先を口に当てて「何か」を飲むしぐさをするのである。こうすれば「酒が飲みたい」などというはしたない言葉を口にせず、相手にこちらの気持ちを伝えることができるのである。
ただしこの方法だと、遠くからでもその仕草から「酒が飲みたい」ということがわかってしまうのが難点である。南インド、ケララ州、コヴァラムビーチ,ビーチリゾートのレストランにおける飲酒事情そんな私の指しゃぶりを見て、呼び込みのあんちゃんはこともなげに「大丈夫(ノープロブレム)」と答えた。

あまりにあっけない答えにこちらが戸惑ってしまうほどで、私はもう一度「だって今日はドライデーだろ?」と聞いてみたのだが、あんちゃんは「まあそこはあれだよ、あれ」みたいなことをごにゅごにょと言うのであった。

とにかく百聞は一見にしかずと店に入ることにした。

そしたら、出てきましたよ、マグカップに入ってはいるものの、まぎれもないあれが・・・南インド、ケララ州、コヴァラムビーチ,ビーチリゾートのレストランにおける飲酒事情そもそもこういうレストランでもアルコールの販売免許を持っていないところが多く、以前からビールなどはこうしてこっそり提供して来たのであった。
なので考えようによっては、いまさらドライデーも禁酒法もあまり関係ないのかもしれない。

しかしそれでも「悪法も法なり」である。そこはやはり法に従わなければならないわけで、このマグカップの液体は断じてビールなどではないのである。

ではこれは何かと言えば・・・南インド、ケララ州、コヴァラムビーチ,ビーチリゾートのレストランにおける飲酒事情ポップ・ジュース というものであった。

ちなみに私が泊まっているホテルのプールサイド・レストランでは、この日酒の提供は一切なかった。

しかし私にはコーチンのタクシードライバーに買っておいてもらったビールがあるので、この日の夕食はルームサービスを取り、そのプールサイドのレストランを眺めながら部屋食、部屋飲みを楽しむことにした。

ドライデーも各家庭、各客室には手を出せないのである。南インド、ケララ州、コヴァラムビーチ,ビーチリゾートのレストランにおける飲酒事情なお、この情報は2014年11月時点のものである。
あれから禁酒法とその施行・罰則が厳しくなった可能性もないとは言えず、この記事を読んで安心してコヴァラム・ビーチで飲酒をし、市中引き回しの上百叩きになっても私は一切責任を負わないのである。あしからず。

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