それはこうです!たぶん:【今回のテーマ】プロ 耳かき 道具

 このコーナーは当サイトに関する最近の検索キーワードの中から、「これはいっちょちゃんとお答えしとかなきゃいけませんね」というものをピックアップして、頼まれてもいないのに勝手に回答してしまうコーナーです。
 そもそもその検索キーワードを打ち込んだ方はすでに当サイトを訪れ、そしておそらくがっかりされて去って行かれただろうと思いますが、あえてそのさみしげな背中に向かってお答えさせていただきます。
「それはこうです! たぶん」

今回取り上げる検索キーワードは

「プロ 耳かき 道具」

です。

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まず始めにご説明しておくと、インドには耳かきを生業とする人たちがいる。

まあ日本にもおねえさんが耳かきをしてくれる店があったりするが、インドの耳かき屋はそういういやらしい目的・・・いや、私は日本の耳かき屋のことはよく知らないのであくまでも想像でしかないのだが・・・日本のそれは耳を掃除してもらうというより、たぶん、おそらく、もしかしてだけど~、おねえさんのひざまくら~が、目的なんじゃないのお~~~

そういうことだろ。

でもインドはそんな不純なものではなく、「カーン・サーフ・ワーラー」と呼ばれるレッキとした職業があるのだ。
ヒンディー語でカーンは耳、サーフは掃除、ワーラーは作業者(仕事にくっつけて「それを行う人」)という意味なので、つまりそのまま「耳掃除人」ということになる。
彼らは目印の赤い帽子(または巻き布)を頭にかぶり、街角で客を探して歩いている。そう、彼らは店を持たない露天商(?)なのである。

では彼らはどのような道具を使っているかというと、基本は「細い棒」一本である。インドの耳かき屋棒の材質や形状の詳細はわからないが、おそらく耳かき屋によって多少の違いがあると思う。
なのでここはあくまでも自分の体験した時のことでお答えするのだが、この時は金属製のもののように見えた。
先端は日本でよく見るようなスプーンのようにはなっておらず、先端付近にらせん状の溝がつけられ、そこに綿をからめて綿棒のようにして使っていた。
ちなみに綿は耳かき屋の耳(つまり「カーン・サーフ・ワーラー・カーン」である)に挟まれている。
インドの耳かき屋とにかく使用しているのは特にすごい工夫があるわけではないただの細い棒なのだが、弘法は筆を選ばず、カーン・サーフ・ワーラーは耳かき棒を選ばず、要は腕がものを言うのである。
耳の穴をのぞき込み、巧みに棒を動かして耳垢をこそげ落として行く。
そして大物を掘り当てたときは、ピンセットを使って引きずり出す。インドの耳かき屋の道具そんな腕と棒一本で生活を支えている彼らだが、この耳かき屋は小さな道具箱を持ち歩いていた。インドの耳かき屋の道具何が入っているのかと覗いて見ると、小瓶がずらりと並んでいる。
これは耳のケア用の薬であるようだ。私も耳掃除の後にしきりにつけることを勧められた。
しかし中身はなんだかわからない。ちゃんとした医薬品かもしれないし医薬部外品かもしれない。またはマヤク、ビヤク、マジナイ、サプリ、トクホのたぐいかもしれない。
とにかくそんな得体のしれないものを使う気にはならなかったので「あくまでも個人の感想です」すら言えないのである。インドの耳かき屋の道具ちなみにこの時の耳かき料金は両耳で20ルピー(約40円)だった。
しかしこれは同行の現地人に交渉してもらった料金である。
某デリー在住者のブログで、コンノート・プレイス(デリーの中心地)で耳かきをしてもらったら100ルピーだったというような記事を読んだことがあるが、料金はケース・バイ・ケースなのだ。
これは耳かきに限ったことではなくインドでの料金設定(定価販売は除く)全般に言えることだが、決してその金額の違いだけで高いとか安いとか判断してはいけない。
価格は需要と供給のバランス、買う側と売る側の立場の強弱(たとえばものすごく耳がかゆくて、1000ルピー払ってでもすぐにやってもらいたいときなど)や、場所、天候、虫の居所などによって常に変動するものなのである。

とまあ以上が私の知りうる限りの「プロ 耳かき 道具」に関する情報である。
イマイチ道具の詳細がわからなかったかもしれないが、要はプロの一番大事な道具は「よい腕!」ということでお茶を濁しておくのである。

以上、少しでもお役に立てたら幸いである。