2016年グジャラート再訪・第44回 / ブジの宿

ブジでの宿はいつもシティ・ゲストハウスに決めている。
もっともそれはこちらが勝手に決めているだけで、予約も事前連絡もなにもなしに行くため、入れない可能性もある。
その場合は当然別の宿を探さないといけないので、そのためにも早い時間のブジ到着はありがたい。

インド、グジャラート州、ブジのバススタンド

思ったより早い到着だったのでまだ日も高く、宿の予約がなくても余裕なのだ。

うっかり路地を曲がり間違えたらしく少し迷ってしまったが、そんな時はアイーナ・マハルの場所を尋ねると解決する。アイーナ・マハル、そしてそれに隣接するプラグ・マハルはブジ随一の観光スポットであり、またシティ・ゲストハウスはそこから近いのでもう迷うことはない。
インド、グジャラート州、ブジ

ブジのランドマーク、アイーナ・マハルが見えればもう道に迷うことはない。

20分ほどで宿に到着。
やはりこの看板を見るとホッとする。
インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

目指すゲストハウスまでたどり着けたが、問題は部屋があるかどうかだである。

しかし事務所にも中庭にも誰もいなかった。たぶんオーナーは昼寝でもしているのだろう。
それにしても従業員の誰かがいてもいいのになあと思いながら、荷物を降ろし椅子に座ってしばし待つ。

15分ほどすると大きなリュックを担いだ青年が到着した。
イスラエルから来たという青年はじっと待つということをしないようで、「ちょっと叫んで来る」と言うや、本当に宿中「誰かいないか!」と叫んで回っていた。

そんなイスラエル青年の奮闘もむなしく、依然誰も出て来ない。
青年は飯を食って来ると言い、荷物を置いて出て行った。本当は私も誘われたのだが、実はどうしても行きたい食堂があったので遠慮をしておいた。

インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

主不在の事務室では、時計だけが動いている。

結局30分ほど待ったところでオーナーがやって来た。

部屋がかなり空いているというのは、事務所の壁に掛けられたルームキーを見てわかっていたので、その中から二階の一番奥の部屋を選んだ。そこならやたらに部屋の前を人が通らないので落ち着くのである。

部屋代は一泊500ルピー(約800円)であったが、Wi-Fiを利用するには一日単位の別料金が必要とのこと。
しかし私のタブレット端末はジャムナガルで突然壊れてしまったため、もうWi-Fiなどまったく不要なのだ。

インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

この部屋は二階の一番端なので、通常はこの前を人が通ることがない。

トイレには相変わらず便座がなかった。
しかしこのタイプの便器は両サイドが大きく張り出していて、そこに上がってしゃがんで用を足すことができるので、インド人やある程度の年齢の日本人には(もちろん私も)便座がなくとも問題はないのである。
インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

トイレには相変わらず便座がなく、便器に上ってしゃがんで用を足す。

シャワーは基本的には水しか出ない。
しかし日中は太陽光で暖められた水が出る。そして朝、オーナーがシャワーを浴びる時間に合わせるとお湯が出たりする。

部屋にエアコンはないが、窓もドアも開け放ち、ベッドに横になって天井扇の風に踊る洗濯物を見上げたりしていると、しみじみと幸せを感じたりするのである。

インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

開け放たれた部屋で、天井扇の風に吹かれ、洗濯物も気持ちよさそうである。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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ブロックプリントの版木

2016年グジャラート再訪・第41回 / ジャムナガルのホテル

ジャムナガルも一泊のみの滞在とし、明朝早くにブジ行のバスに乗ってしまうつもりなので、宿は前回(3年前)と同じゲストハウスにしようと決めていた。

目指すゲストハウスはバススタンドのすぐ近くである。入り口は路地を入った横手になるが、道に面した側には双子のやっているジュース屋があるので見落とすはずもないのだが・・・これが不思議なことに宿の看板もジュース屋も見当たらないのである。

インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル

前回泊まったホテルの入るビル。 あの時はすんなり宿が決まったのになあ。

念のためその道のずっと先まで行ってみたが結局三年前の宿は見つからず、それならなるべくバススタンドに近い別の宿にしようと、バススタンドと道を挟んだ反対側にあった建物に入って行った。

そこは2階にゲストハウスが入り、また5~7階にも別のホテルが入っているという建物である。

まずは2階のゲストハウスを当たってみたが、あえなく「満室」と断られた。

インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル

やはりバススタンドに近い宿は人気があるのだ。まあ地の利というやつである。

でもまあまだ上のホテルがあるさと、古ぼけたエレベーターでゴトゴト5階に上がって行ったところ、開いたドアのその先にはホテルのフロントではなく内装工事の現場があった。
なんでも現在リノベーション中とのことであり、当然営業はしていないのである。
しかたがないのでそこにいた男に「この辺りに他に宿はないか」と尋ねると、がらんとした部屋の窓から外を指さし「あの辺にある」と教えてくれた。
バススタンドからは若干離れてしまうが、それでもまあ徒歩5分といったところなので充分である。

宿の名前は「HOTEL SHIV PALACE」である。
大通りに面している側だけ見るとなかなか良さげに見える。

インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE

教えてもらったホテルは表通りに面した一見立派なホテルだった。しかし人とインドのホテルは外見だけで判断してはいけないのである。

横手の入り口に回り込み、フロントで尋ねると部屋はあるとのこと。あーよかった・・・
インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

ホテルの看板は目立つ所に出ているが、入り口は一番引っ込んだところにある。

部屋代はエアコン付きで1,000ルピー(約1,600円)であった。しかし泊まるか泊まらないかは部屋を見てからなのだ。

案内されたのは3階の部屋である。
廊下の中央に見える板張りは、おそらくその昔は換気及び採光のため鉄格子がはめられていたものと思われる。
そして今は鉄格子の代わりに板で穴をふさいでいると推測されるため、うっかり踏み抜いて奈落の底に落ちないよう、そこを通るときはなるべく板の部分を飛び越えるようにして歩いた。

インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

通された3階は最上階のようである。天井の明り取りのおかげで明るい雰囲気である。

廊下の突き当りは大きな窓になっている。
インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

せっかくの窓だが日よけの色フィルムと汚れのため視界が悪い。

窓から外を覗くと、下は先ほど歩いて来た大通りである。
インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

この道路の先にバススタンドがあり、つまりそこから歩いて来たのである。

そしてこちら側はその反対方向となる。
インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

この道路を少し行き左折すると旧市街方面へ行ける。

見せられた205号室は、換気用の窓しかない暗い古ぼけた部屋であった。
写真ではだいぶ明るく写っているが、実際は電灯を点けてもかなり薄暗い。
インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

貴重な窓はエアコン用であり、部屋はほぼ穴倉状態なのだ。

ベッドのシーツも部屋同様かなりくたびれたもので、摩耗による穴が散見される。
インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

擦り切れて穴の開いたシーツは、これ以上の損傷を避けるため大切に扱わなければならない。

シャワーに関しては、使いたいときに言ってくれればお湯も出るとのことであった。
インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

部屋の奥の扉を開けるとシャワールーム(トイレ付)である。

トイレにも窓はあるが、これもあくまでも換気用のもので、景色を望むことはできない。
もっともはなからトイレで景色を眺めようとも思わないが。
インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

トイレはとりあえず便座があってちゃんと水が流れれば良しとする。

まあいろいろ難ありの宿だが、これ以上宿探しに時間と労力を使うのもばからしいので、ここに泊まることに決めた。

で、問題は支払いに今やインドの通貨ではなくなってしまったあの500ルピー札が使えるかどうかということだが、宿のおやじは「大丈夫だ」と言ってくれた。
なので「支払はチェックアウトの時でいい」というおやじに、「いや、明日は朝早く出てしまうのでどうしても今払いたい」と言い、おやじの気と社会情勢が変わらないうちにと半ば強引に500ルピー札2枚をおやじの手に握らせたのであった。

結局シャワーヘッドからお湯は出なかった。
フロントに降りて行きそのことを言うと、ボーイがバケツでお湯を持って来てくれた。

インド、グジャラート州ジャムナガルのホテル ”HOTEL SHIV PALACE"

熱いお湯は篤いおもてなしではあるが、できればシャワーからお湯が出たほうがいいな。

なるほど、そういうことだったのである。
なにしろこの宿ではおやじもボーイもグジャラート語しか話さないので、お互い雰囲気のみで伝え合っていたわけで、多少(?)の行き違いは仕方ないのである。

なおWi-Fiはフロント及び共用部分では通信可能であった。
また良く冷えたペットボトルの水を2本くれた。しかし冷蔵庫がないので冷たいうちに飲めるのは最初のうちだけであった。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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2016年グジャラート再訪・第33回 / ドワルカのホテル

ドワルカも二度目と言うことで、勝手知ったる場所と舐めて歩き出したら道に迷い、だいぶ遠回りをしてようやくガートの辺りに出た。

できれば宿はこの辺りに取りたいと、まずは川辺の公園に面したホテルに入ってみた。

インド、ドワルカのホテル

この右側は川辺が整備されちょっとした公園になっている。

しかしこのホテルは満室であえなく断られてしまった。

そこでひとつ裏手となるホテル「GOMTI」に行ってみることにする。
実はここは前回泊まったホテルなのだが、とにかく手当たり次第に当たってみるのだ。

インド、ドワルカのホテル「ゴンティ」

別にホテルのコレクションをしているわけではないので、同じホテルでも特に問題はないのだ。

するとデラックスルームが一部屋だけ空いているという。
料金は1,800ルピー(約2,900円)とやや高めだが、ディウでの苦戦を思えば「空いててラッキー!」と思うべきであろう。

部屋は二階の103号室。
さすが「デラックスルーム」である。なかなか広い。

インド、ドワルカのホテル「ゴンティ」

一人で使うにはもったいない広さである。

エアコンと薄型テレビがある。
また最近リノベーションしたらしく、全体的にきれいである。

インド、ドワルカのホテル「ゴンティ」

何か操作を間違えたのか、テレビは途中で見られなくなってしまった。

なお、部屋は河口に面した南向きで大きな窓もあるのだが、目の前に別の建物(たぶんホテル)が立ちふさがっているため景色はぜんぜん見えない。

トイレと兼用のシャワールームにはバスタブはない。
ここももちろん改装されたのだろうが、床のタイルの目地は早くも黄ばんでいる。

インド、ドワルカのホテル「ゴンティ」

水回りはよほどしっかり掃除をしないとすぐ劣化する。

Wi-Fiは一階のフロント周辺でしか使えないが無料である。

前回も特に問題が無かったから今回も泊まるのだが、従業員は親切でなかなか居心地の良いホテルである。
なので特筆すべきトラブルもなく、残念ながら面白いエピソードはひとつもないのである。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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