お犬様はご満足でお休みになられていた

先日牛の防寒着の話題を書いたが、今回は犬である。

牛と違って犬には専用の防寒着がある。
まあ日本では服を着た犬は珍しくもないが、そこはインドだし、そもそも飼い犬とは思えないような犬に、おそらくお金を出して買ったであろう服を着せるなんてことが私には信じられない。

防寒着を着たインドの犬

おとなしくすやすや寝ている犬だが、夜になって本格的に活動し始めるとかなり怖いのだ。

インドでは犬は自由に歩き回っているのが普通で、たまにリードを付けて散歩している犬を見かけると不思議な気分になる。

そんな野良犬(?)たちは昼間よく寝る。
まあ基本的に自由犬なので、いつ寝ようがどれくらい寝ようが一向に構わないのだが、寝る場所はちょっと考えてもらいたい。わざわざ人の通り道に寝たりするのだ。この犬たちも歩道に面した出入り口の前で寝ている。はっきり言ってジャマである。しかも迷彩服を着ているので見えづらい。うっかりすると踏んでしまいそうになる。
踏んだら怒るだろうなあ。

そんなことを思いながら犬の横をすり抜け、用事を済ませて再びそこを通ろうとしたら・・・

昼寝にいそしむインドの犬たち

夜は徒党を組みうろつき回り、昼は徒党を組んで惰眠をむさぼる

犬が増えていた。

しかもさっきよりさらに出入り口を塞ぐ位置に移動してる・・・

インド先住民族の工芸品ドクラ

ドナルドさんて・・・どちらのドナルドさんですか

デリー某所のマクドナルドに久々に行ってみた。

本当はその向かいの店で、良く茹でたお腹にやさしいパスタを食べるつもりだったのだが、改装中でやっていなかったので仕方なくマクドナルドにしたのであった。

この店ももう開店から15年以上になるだろうか・・・インドではここに限ったことではないが、外観はかなりすすけてしまい、かつての華やかさのカケラも見えない。

しかし店内二階に鎮座するドナルドはすすけていなかった。

インドのドナルド・マクドナルド

あらぬ方を眺め、何を思うかドナルドよ。

きっと大切にされているのであろう、相変わらずの美白大臣ぶりである。

それにしてもどこか目鼻立ちがクッキリし過ぎているようにも思える・・・

インドの目鼻立ちクッキリのドナルド・マクドナルド

今の若い娘と違い、昔の日本ではタヌキのような化粧になってしまっている、化粧デビューしたての若い娘がいたものである。

あー、化粧直しをしたのだな・・・

たぶん全部ペンキを塗りなおし、最後に顔を描き入れたのであろう。

インドでは邪視(他人からの妬みなどの視線)除けとして、子供の目の周りを黒く塗りたくったりするが、これもそのようなものなのだろうか。サンダースおじさんがどこかから睨んでいるのかもしれない。

それにしてもすごい筆遣いである。なんだか大宮デン助のようである。今にも「スミちゃぁ~ん」とか言い出しそうだ。

でも以前どこかの国の教会で、素人のおばさんが修復したキリストの絵が話題になり、結果的に人が押し寄せたということがあったので、このドナルドの店もこれから繁盛するかもしれない。

なのでデリー某所などと言わず、ちゃんと場所を言っておこう。

ここはデリーのカロルバーグ地区、アジマルカーン・ロードにあるマクドナルドである。
最寄り駅はデリーメトロのKarol Bagh駅、そこから歩いて10分くらいなのだ。
わからなかったら駅前にたくさんたむろしているサイクルリキシャに連れて行ってもらうといいだろう。

ドナルドは二階で君の来るのをずっと待ってるよ。

来なきゃドナルドが君の所に行くよ、夜中にね。

木彫りのガネーシャ

インド人は布遣いの天才なのだ

インド人は女性も男性も布の遣い方が実に上手い。

ショールやマフラーはもちろんのこと、何の変哲もない手ぬぐいのような布まで、実にカッコよく巻いてしまう。
私も真似してやってみるのだが、ただのホッカムリにしか見えないのが悔しいのである。

さて、先日のインド行は一月の末で、しかもデリー上空には強い寒気団が襲来していたということもありものすごく寒かった。気温はまあ氷点下までは行かないものの、朝などは3~4℃くらいに下がるので、私はあちらで服を買う羽目になったほどである。

そんな寒いある日のオールドデリーで、こんな牛を見た。

防寒用の布をかぶせてもらった牛

ヒンドゥー教で牛はシヴァ神の乗り物と崇められているので、風邪を引かせちゃいけないのだ。

体に布をかけてもらっているだけでなく、頭にもターバンのように布を巻いてもらっている。
ターバンを巻く牛

さすがにインドの牛である。憎いくらいに布がよく似合っている。

布はずだ袋のようなものだが、さり気なく頭に巻いたところが本当に粋である。

もっともこれは牛のセンスではなく、これを巻いた飼い主のセンスが良いということになるのだろう。

そんな飼い主は荷台の上で休んでいた。

牛車の荷台に乗る飼い主

彼がこの牛の飼い主であり、またスタイリストでもあるのだ。

そしてまた彼自身も布を巧みに遣っていた。

しかし彼はそれだけではなく、自分だけちゃっかり日向で温まっていた。

牛だけ日陰に立たせておいて、ウシろめたくはないのだろうか・・・

インドのショール